方言・古語
|
方言・古語 言葉や文字が英語より優れた特徴を持つ日本語が、最近では寂しく成っています。 表現しにくい事を一言で表す便利な言葉もあります、使わないで淘汰させては勿体無い言葉を思い起こしましょう。 |
あいこ:おあいこ、お互いに勝ち負けなしの同等 |
あいさ:あいさま、隙間、合間、間、期間 |
あいそ:気配り、おもてなし |
あいまち: あやまち、間違い、過失、怪我 |
あうつ:うちわで あうつ(扇つ) 心臓が あうつ |
あえなく:あっけなく、もろく |
あおと:青色の中砥のこと 砥石は、荒砥・中砥・仕上砥などがある |
あおまいか:会いましょう |
あかし:松が朽ちて、根っこの松脂の多い部分、たいまつの芯 火の付け木 石油不足で悩んだ我が国は、この あかし から松根油( しょうこんゆ)と言う 航空機燃料のプロジェクトを立ち上げた時代もあった。 |
あかすか:あかん、駄目、 法律で決まっているから あかすか(駄目)などという |
あがって:食べて |
あきんど:商人、商売人 |
あくたい:わるぐち(悪口)、あくてい 悪態をつく:口汚く悪口を言う |
あくと:かかと、あっくい |
あぐねる:あぐむ、もてあます 考えあぐねる:考え続けてもよい考えが浮かばずもてあます |
あけすけ:あけっぴろげ、包み隠しのない |
あごた:顎 あごたに血をつける:味をしめる、味をおぼえる |
あさってのほう:とんでもない方向、見当違い |
あざとい:抜け目がなく貪欲であくらつ |
あざな:あだ名、愛称、通称 実名でない呼び名 |
あしいれこん:婚姻前に嫁が結婚が失敗しないように、婿の家に数日間泊まる風習 |
あじない:まずい |
あすこ:あそこ 「あすこ」などと、目くばせ(目で合図)や指を差す事が多い |
あすんどる:遊んでいる、働いて無く暇がある あすんどる自動車(使わないので遊んでいる自動車) |
あだになった:良かれが害になった 恩を仇で返す |
あたんする:腹いせであたる、嫉妬して仕返しをする、 小さな子でもあたんするよ |
あぢきなし:味がない、面白くない |
あつらえる:託する、頼む 人に預けて渡してもらう スーツや着物の仕立てを頼む事も「あつらえる」と言う |
あてがう:当てはまるかどうか物に当ててみる |
あてことにする:あてにする、期待をする |
あてこすり:あてつけ、皮肉、遠まわしに いやみを云う、 |
あでずっぽ:当て推量 |
あとくさりがない:心残りがない |
あなぐら:穴蔵 穴を掘って物を貯える穴蔵 |
あねさ:姉さん、兄嫁 |
あのえも:あのね あのなも |
あば: あばえ、あばえな、あばな、あばよ、さいなら 、さようなら |
あぶらをうっとる:さぼっている |
あべさ:あべこべ、逆、はんたいこ、反対、 |
あめをなめさせる:故意に負けてやり相手を喜ばせる ワイロで手なずける |
あらかた:おおよそ |
あらけない:あらあらしい、あらくたい、荒々しく大げさ |
あらすか :あるものか、空っぽで無い 、有る筈が無い 「そんなこと あらすか」などとも言う |
あらまい:有り得まい |
あらぬ:意外な |
ありし:以前の |
ありんこ:蟻 |
あわくう:うろこく、うろたえる 突然な事で準備体勢が出来ない |
あんき:安気、安心 |
あんじゃない:案じる事は無いが訛ったのか、大丈夫の意味 |
あんじょう:あんばいよう、調子よく、具合良く、うまく あんじょう 言っといて:うまく言っといて |
あんぬき:仰向け あんむきざま あんぬく:上を向く |
あんのじょう:予想どおり |
あんまき:おだまき カステラ状の衣にアンを包んだお菓子 |
あんまり:余り、それほど、たいして |
いいぐさ:気に入らない ものの言い方、 |
いーなさんな:言ってあげるな、言わないでおきなさい |
いいんさった:言っていた いいよいさった |
いいずら:いいでしょう |
いが:栗のいが、えが |
いかい:でかい、大きい、でっかい |
いかで:どうして |
いかさま:八百長、インチキ、詐欺 |
いがむ:歪む 、ゆがむ |
いきないた:行きないた、行きんさった、行かれました |
いきょーる:行きつつある |
いきる:蒸し暑い、蒸さる たい肥が「いきる」:たい肥が「醗酵発熱して蒸さる」 物を重ねて発熱も「いきる」と言う |
いくたりも:なん人も |
いけす:洗剤を使わない時代は、谷や山から絶えず水が流れている台所の洗い場の有る家では、鍋釜の米粒や洗い水を餌とし、泥臭ささを抜いたり、おいしく新鮮な魚を食べられるように「いけす」が作られていた。 養殖のいけす 生かす池 |
いけすかない:気に食わない、好かん |
いげる:飽きる もうこの食べ物は いげた(飽きた) |
いける:埋める、植える 畑に生ゴミをいける 花をいける、植える |
いこす:よこす、くださる |
いこまいか:行こうか、行こか、行きましょう いかしんか:行きませんか |
いさばや:魚屋 乾魚・塩魚の商店 |
いしかけ:石垣 |
いずみ:籠 子守籠 わらで作ったおひつの保温用いずみ |
いたぶる:猫がいたぶる、もてあそぶ |
いたまかす:いたまらかす、こわす、壊らかす |
いちがい:真っすぐ一途、きちんと真っ正直 、 「一概には言えませんが」などと使う |
いちころ:一発で済ます あんなのは、ちょろいもんよ いちころだよ |
いちごんもねえ:申し訳がない、まったくその通りで何も言うことがない |
いちゃもん:なんくせ、いんねんをつける、文句をいう、けちをつける |
いっくら:どんなに |
いっしょくた:ごっちゃ、区別なく一緒にする |
いっちょうら:一張羅(いっちょうら)、真新しい、一番新しい、 |
いっつか:とっくに |
いっぱし:一人前 |
いてる:凍りつく、凍みる いてて水道管が割れた 豆腐がいてると高野豆腐のようになる |
いなう:になう、背負う、担ぐ |
いなす:勢いをかわしてなだめる、かわしてあしらう、 |
いぬご:リンパ節(いぬご)が腫れる |
いびつ:いがみ、歪み、ゆがみ 形が揃っていない |
いみぞ:い溝、井溝、井水、水路、ゆすい 今日は田んぼのい溝さらえじゃ |
いらんこっちゃ:よけいなことだ いらんこと: 余計なこと |
いらんらぁ?: いらないでしょう? |
いりゃぁ:いらっしゃい、おいでなさい、おいで |
いわなんだ:云わなかった |
いんね:うんね、いいえ、そうではない、違う、(否定する時に使う) |
ういこと:心苦しいこと、気の毒をかけつらいこと、 憂いこと 使用例 手土産などを頂いた方が、「憂いことやなも」などと言う、手土産などと気を使ってくれなくて良かったのに気の毒をかけたなもという意味。 |
うかれる:浮かれる はしゃぐ、うわつく、よろこぶ、浮き立つ、胸をときめかす、興奮する おちょける:ふざける |
うけ:竹を編んで竹かごや筒形状に作り、水中に沈めて魚をとる漁具。 プラスチックやガラスうけもある。 入ったら出られないように返しがついているので、地獄などと言うところも有る。 入り口を川下に向けて、味噌とむつごと赤土などの団子を入れ溶け出していくのに魚がおびき寄せられうけに入る。 |
うざったい:うざい、うっとおしい、憂鬱、 |
うすぐ:ゆすぐ、すすぐ |
うせましい:うらやましい、ねたましい、いまいましい、にくらしい うせむ:ねたむ |
うせろ:失せろ 消え失せろ |
うそ: 事実ではないこと、 いつわり、 |
うそっこ:本番でない、予行練習 |
うつくしょう:美しく、きれいさっぱり うつくしょう食べた |
うっそり:うっかり することが多い人 うっかり して失敗の多い人 |
うてがえし:言いごたえ、たてつく 「親に向かってうてがえしを言うか」と叱られる |
うとい:にぶい、ピンとこない、たけていない、詳しく無い |
うとし:無関心だ |
うまない:うまくない、おいしくない |
うむ:化膿、熟す、いろむ(色づく) |
うやす:いぶす、うやらかす、煙ぶらかす、煙を立てていぶす |
うらっぽ:先っぽ、根元に対してうらっぽとは先っぽである 竹はうらっぽから割れ |
うろこく:あわてふためく、まごつく |
うんじゃみ:愚痴、不満 おばさんに、うんじゃみ(愚痴)を聞かされた |
うんね:いいえ、 「うん、そうです」を否定する言葉 |
えぇわいも:えぇぜぇも、よろしい |
えぇ:とは良いという意味、「えぇなぁ」などと、羨ましがる時にも使われる。 |
えぇころかげん:いい加減、適当な加減 |
えぇしこ:えぇしこう 良い具合、あんばいがいい えぇしこ(良い具合)に出来た しこう?:施工 |
えげつない:あくどい、汚い、 人情味のない、ひどい |
えごい:えぐい あくが強い(えぐ味) のどを刺激する「えぐ味」がする ジャガイモがえごい |
えせ:見せ掛けは似ているが本物ではない、にせ、為り |
えせらっこい:喉がかゆいような違和感がある 喉があれたようで咳払いをしてもすっきりしない |
えて:得意 |
えてして:とかく、ともすると |
えのころ:ねこやなぎ:、川やなぎ、いねころ |
えらい:苦しい、つらい、しんどい、絶え難い、疲れた |
えらいさま:権力者、実力者 |
えろう: たいそう |
えんげ:縁、縁側、 冬は陽だまり、夏は部屋に直射日光が入らないように縁側が作られた。 |
えんばな:縁端、縁側の端 |
おあし:お金 |
おいた:やめた、やらない、嫌だ、すでにやめている、おりる、おりた、賛同しない |
おいでる:ござる、いりゃーす、いらっしゃる、おみえになる 座っている:座っておいでる |
おうじょうする:往生する、困りはてる、参ってしまう |
おうぜん:応じられない、出来ない |
おおき:おき、熾き 炭火が熾った(おこった)状態、燠(おき) |
おおきに:ありがとう |
おおし:おし(唖) |
おおたいず:大雑把、 ちびちびとみみっちぃく几帳面に対しておおらかで大雑把なこと |
おかしげな:変な、異常な、奇妙な、怪しげな、粗悪な |
おかっつぁま: 他家の主婦、ごっさん、おかみさん |
おかまいなさいでも:気をつかって頂かなくても |
おがむ:頭を下げて祈る、お願いする 電柱が東を拝んでいる:電柱が東に傾いている |
おかれる:発情する 、おかる、さかる |
おこわ:餅米ご飯、赤飯 |
おこがましい:身の程をわきまえない、差し出がましい、 |
おくせる:臆する、恐れる、気後れする、おじけづく |
おくゆかしい:上品でつつしみ深く心がひかれる |
おくんさい:おくんなさい、ください、頂戴、 おくれる:くださる、 私におくれんさる |
おけ:やめろ |
おしがる:惜しがる、欲しがる、未練がましく残念がる、悔しがる |
おしゃ:お前、おぬし |
おじや:雑炊、 米飯に、さまざまな具材を加えた汁料理、 「お粥」に具材を加えたような料理 |
おじゃんになる:だめになる、破談 |
おじょろまむし:温和に見えても腹黒い女 |
おぞい:悪い ぼろい、おんぼろ、お粗末、粗悪、出来が悪い |
おそがい: あぶない、怖い、恐ろしい |
おぞましい:恐ろしい、気味が悪い おぞましい光景 |
おだいじん:家柄のよい、財産お金持ち |
おたけび:感情を伴って勇ましく叫ぶ |
おだてる:お世辞、おてれす、持ち上げて喜ばす |
おたいにんそく:小田井人足 やってるふりをして働いていないこと |
おたてい:あわれ、情けなくて気の毒、 なんと おたてい(あわれな) こと |
おたらく:おろそか、機能していない、 左手がおたらく:左手が遊んでいる |
おちょくる:からかう、ちょうらかして喜ばせる、はぐらかす |
おちょける:ふざける |
お茶のみないよ:お茶のみなさいよ |
お茶にさっせ:お茶にしなさい |
お茶のましんか:お茶を飲みませんか |
おつい:汁もの、おつゆ |
おっかない:恐ろしい、怖い |
おっつけ:もうすぐ、じきに |
おつくばり:正座、ちゃんこ つくばる:しゃがむ、うずくまる |
おっちょこちょい:軽るはずみのあわてんぼう、注目を取ろうと気前良く振舞う |
おっぱじめる:始める |
おっぽりだす:放り出す、ほっぽりだす |
おてれす:おじょーず、お世辞、うまいことおだてる |
おてんとうさま:太陽(御天道様) 嘘を言ってもお天とう様が見てござる |
おどける:驚いたふり、おちょける、驚いたふりでふざける |
おとにきく:有名な |
おとこし:男の人、 おとこ衆 |
おとぐち:大戸口、かどぐち、玄関口、とまぐち 昔は、大きな物をかついて出入り出来、玄関土間で作業をしたため採光の良い大きい大戸でした。 画のように、大戸にはくぐり戸が付いていて、普段の人の出入りには開閉が楽な、くぐり戸が使われました。 その名のりで、玄関口をおとぐち(大戸口)と言う。 |
おのづから:自然に、自分から |
おはる:ねだる、欲しがる、強要する |
おひとよし:気前が良い、 頼まれたら優しく何でも引き受けるおひとよしのおっちょこちょい |
おぶ:背負う事 |
おぶしをおとす:恐れをなして腰抜けになる 恐れて勢いをなくし尻尾を巻く おぶし:活力 |
おべんちゃら:おべっか、お世辞、言葉巧みに持ち上げる |
おべんちょ:おまんこ、おめこ |
おぼつかなし:疑わしい |
おぼんをすべらかす:わいろ、袖の下 |
おみおつけ:味噌汁 |
おもねる:へつらう、気に入られようとする 自分の意思をまげて権力におもねる |
おもれ:おごれ、 おもってやる ご馳走してやる |
おやす:勃す、勃起させる、おやかす 芽がおえて出てくる |
おらほ:俺んち、俺ん所、俺の家 おれんとこ:自分の家 |
おりゃーす:いらっしゃる |
おれへなんだ:居なかった |
おんぼ:尾っぽ、尻尾(しっぽ) |
がぁたら:外見、外枠、外周り |
かいかぶる:買い被る つまらぬ人間を信用し過ぎる 高く評価し過ぎる |
がいき:咳気(がいき)、咳く(風邪) |
かいしょがない:生活力がない、知恵がない、頼りがいがない |
かいもち:おはぎ、ぼたもち 餅では無く、お米1合に里芋2個の割合で作る「芋かい餅」は「餅もどき」 |
かいさじ:貝匙、おたま、杓子、貝杓子 さじ:匙、スプーン ひしゃく:柄杓 小さい木桶に柄を付けた |
かえしま:裏返し、 |
かかさ :かかあ、 自分の妻を人様には下げくんだ言い回し、 かかあ殿下、(まとめの中心かなめ) |
かかってこい:立ち向かってこい |
かきいれ:雨が降りだすとき干した作物などを「軒下(かきいれ)に入れろ」といいます。 かきいれ時:稼ぎ時 |
かけずりまわる:走り回る |
かげり:日が陰る、勢が落ちる |
かけや:建まいや杭打ちなどに使う大形の木槌 |
かこつける:かずける、なすりつける、せいにする 人に かこつける:人になすりつける |
かざ: 臭い 、臭気、 かざがする:風(空気)から匂ってくる かざをかぐ:匂いをかぐ |
がさつな:大雑把で手荒で雑な 丁寧、慎重、しとやかでない |
かさぶた:血を止め ばい菌や傷を保護 剥がすと傷後が残る事も |
かしおけ:米を研ぐ桶 |
かじかむ:はじかむ、ちじかむ 寒さに手が かじかん で上手に掴めない |
かじけ:寒がり かじけんぼう:寒がりや |
かたげる:傾ける |
かたはらいたし:滑稽で笑えて片腹が痛い、ちゃんちゃらおかしい |
かつえる:飢える |
かてて:仲間にいれて、かてる、加える |
がっさい:がさつ、ぼっさい、粗末、 |
かったるい:だるい、生ぬるくたるい、 疲れたのか動きが「かったるい」 |
がっぽり:しこたま、たんまり、たくさん |
かなじめ:造園工具、柄の末端部に鉄の輪がはめられているのが特徴 石を割ったり、土を掘ったり、一般家庭では金槌より「かなじめ」が用途が多いかも |
かなわん:閉口する |
かねずる:金蔓、収入源 かねずる(収入源)にした上・・・ |
かぶた:木の切株 、かぶつ |
かぶる:こうむる、被る、かぶさる したしたより「かぶる」ほどの水で煮る |
かまいたち:旋風・気圧差などにより突然真空が出来、皮膚が裂けて切り傷ができる現象。 |
かませいぬ:引き立て役、やられ役、例えばスター選手を引き立てる「さくら」役、 |
がま:がまくさ、ぎょうさん、どっさり:いっぱい、たくさん、よーけぃ、たんと |
かまをかける:さぐりを入れる 、うまく聞き出すように鎌をかける(誘導する)、騙す |
かやいて:かえして(返して) |
からすない:こむら返り、からすがえりなどで手足や指や体の一部の筋肉がひきつって痛むこと |
かりそめなり:一時的だ |
かんかない:仕方がない、どうしようもない |
かんこうする:勘考する |
かんしょ:細い路地 |
かんだいじ:用心深い、神経質 |
がんど:がんど鋸、鋸の目には、縦引き、横引きが有り、 がんどは横引きの良く使われる鋸 がんどは、両歯鋸よりも歯の部分が長く 太物用のあら引き鋸を差す場合が多い。 |
かんにんなぁー:堪忍なー、謝罪 |
きーま:木馬は、伐採した木材を乗せ運搬する「木のそり」のこと |
きおう:いきごむ (意気込む) 気負けしない |
きしょくわるい:気色悪い、気持ちわるい、気分が悪い、 |
きずつない:気安いの反対、気楽でない、堅苦しい、恐縮する |
きないた:来ないた、来られた、いらっしゃった |
きなし:気に留めていなくて気がつかない、覚えなし、記憶にない、知らないうち |
きばる:頑張る、りきむ |
きびしょ:急須 |
ぎょうさん:たくさん、よーけぃ、いっぱい、たんと、がま、がまくさ |
きよらす:きよらっせる、来つつある |
きりばん:まないた |
きれいごと:表向きや体裁は立派だが口先だけ |
きれーどころ:芸者、美人連中 |
きんざい:近在 近郊 近所の周辺地域 |
くさす:けなす、悪口 |
くすげる:刺す、突き刺す 針がくすがった:針が刺さった |
くだれた:下さった |
ぐつがへげん:はっきりしない、決断力が悪い |
くど:かまど |
くにゅうし:口入師、周旋業(しゅうせんぎょう) 口入師と馬喰(ばくろう)はまっとうな仕事でないとさげすまれた。 |
くにならん:苦にならん、心配にならん |
くべる:燃やすために火の中に入れる 、薪を加えて燃やす |
ぐみでる:はみでる、はみだす |
くりょ :くれ、くれろ、よこせ、頂戴、ください ちょう:ください |
くらえ:喰らえ、食べろ これでも喰らえ 糞喰らえ |
くろを歩け:道の端を歩け |
ぐじん:ぐにん(愚人)、おろかな人、賢人の反対 |
ぐる:共謀 、示し合わせる、ぐるに成ってたくらむ |
くんさい:ください、おくんさい |
くんな:来るな |
けしつぼ:炭壷、火消壷 燃えさしの木や赤くなった炭を入れて消す壷 消し炭を作る壷 |
けじ:畑の畝の作物の根も元に土を寄せたり、畝たての事を「けじ」をすると言う |
げすい:げす、下品、いやしい |
けちな:おかしな、変な、けちる(出し惜しみ) |
けつ:お尻、ビリけつ、ドベ、最後 |
けつをまくる:途中でほうりなげる、途中であきらめる、ずらかる、逃げる |
けつがった:していた 勉強せんと遊んでけつがる |
けったいな:変な、おかしな |
けったくそわるい:けったくそ悪い、不愉快、 態度が悪いので気分が悪い |
けど:けんど、けれども |
げな:そうだ、らしい 例 橋ができるげな:橋が出来るそうだ |
けなるい :けなりぃ、羨ましい、へんねしい けなるがる:羨ましがる やきもちを焼く |
けぶたい:けむい 、うしろめたい |
けぶる:くすぶる 煙むたいから「けぶら」せるな |
けろ: くれ、下さい 、 母ちゃんやらしてけろ |
げんくそ:縁起 げんをかつぐ:縁起をかつぐ |
けんどん:出前用の岡持ちの蓋の構造は「けんどん」になっている。蓋の上の溝が深く、蓋を上の溝にはめ込んでから下の溝にはめ込む。 はめ殺しの建具。 つっけんどん:無愛想、ぶっきらぼう |
げんのう:玄翁は、平らな面と木に傷を付けず打つことが出来る丸みがある面がある、金槌 |
こいとれ :いっとれ、言いたい放題を言っておれ こく:言う 嘘こくな |
ごう‐き:豪気、強く勇ましい、威勢のよい、大胆 |
ごうつくばり:非常に強情、非常に欲が深く意地汚い |
こうしゃくをいう:不平不満など能書きや文句をいう 屁理屈、文句、言い訳 |
こうせん:大麦を炒って粉にしたもの 大豆のこがしは、きなこ |
ごうろす:石ごうろ、岩や石の多い地面 |
ごがわく:腹が立つ |
こきゃがる: 言いやがる、ぬかしゃがる、こく、こいた |
こきわる:勢いよく割る |
こぎる:値切る |
こく:言う 嘘をこく 屁をこく |
こけにされた:馬鹿にされた |
こころにくし:奥ゆかしい |
こさえる:作る |
ござった:いらっしゃった |
こすい:要領がいい、ずる賢い 、すばしっこい、せこい |
こずむ:沈む、沈殿、下に溜まる かきまわさんと下にこずむ |
こそげおとす:かきおとす、削りおとす |
こそばいい:くすぐったい、こそぐったい |
ごたく:無駄口 |
ごたげさま:ご大儀、 ごたいげ:ご大儀 頂き物をした後で、「ごたげさまでございます」、お礼の言葉 |
ごつい:頑固、頑丈、がっちり、でかい、強い スマートでは無いが ごつい(頑丈) |
こっかける:ぶつける、打つ |
ごっさま:奥様、おかみさん 隣のごっさんなどとも言う |
こったらけ:これっぽっち、これだけ |
こっちとらぁ:俺 たち |
こないだ:先日 こないだスーパーで○○に会った |
ごねどく:自分に都合の良いように ごね得(人の意見に反対する、混ぜ返す)をする |
こば:角、端 |
こびりつく:こべりつく、乾燥して貼りつく |
こびる:気をひこうと「媚びる」 へつらう、相手の機嫌をとる |
こまざらえ:草を集たり、畝の上の石ころや土の塊をよけてならしたりする「くまで」のような農具 |
こましゃくれた:子どもらしくなく大人びた |
こらえる:我慢する、許す、耐える |
ころばかす:転ばす |
ごんぼほる:詮索する、強請する |
権現様: 豊年と無病息災を祈願 集落ごとに権現様が祭られて、持ち寄って飲み食いをする |
こんたん:たくらみ、計画 |
ざいはらい:はたき、ざい払い、ざい 障子のさんに ざい(はたき)をかけた |
さいか:そうか、さようか、そうですか |
さいなまれ:責め悩まされる、不安に悩まされる |
さがいてくれ:探してくれ |
さくい:もろい、弱い |
さくら:引き立て役、露天商などの仲間が客のふりをして品物を買わせようと、お客を釣る引き立て役、 |
さくずる:推測する、詮索する |
さくりゃく:計略、はかりごと |
ささくれる:細く裂ける、笹の葉先はささくれやすい、 指先がささくれ(さかむけ)た |
ざっくばらん:隠し事無くおおっぴら、あけすけで遠慮がない、おおたいず |
さながら:全て |
さぼす:空気を混ぜ、風を通す、冷まかす、風にあて干す |
ざま:様子 、ザマ見ろ |
さむぼろ:寒ボロ、鳥肌 |
さら:まっさら、新品 |
さらえ:川ざらえ、溝さらえ 溝のヘドロをあげて綺麗にする溝さらえ 鋤簾(じょれん)・溝さらえ |
さらば:さよなら |
さんだす:差し出す |
さんすけ:銭湯の下働きの男 |
さんだん:計画、準備、用意 |
しあさって:明々後日 明日、明後日、明々後日(四明後日)、五明後日(五あさって) |
じきろ:餅や饅頭・パンなどの運搬に使われる薄型で重ねられる木箱を「ばんじゅう」とか「じきろ」という。 最近は右の画のようなプラスチック製である。 かっての百姓は食事の時間も惜しんで働き、食事の度に食器を洗わず蓋付きの「じきろ」に入れた、「じきろ」の上の蓋を上向きにして、お膳のように使ったりもした。 今では、「ばんじゅう」も「じきろ」も区別なくよんでいるが、「じきろ」には漆塗りの高級な物もあった。 |
しゅこう:酒肴(しゅこう)、 皆が集まり、手料理を作って食べる会食 |
しこたま:がっぽり、たんまり、たくさん沢山 |
しこる:凝る、硬くなる |
したじ:おしたじ、つゆ、だし汁 具より「したじ」がおいしい:具より汁がおいしい |
しちょる: している 何しちょる:何している しっちょる:知っている |
じっき:すぐ 、じき、じっきと |
じって:敵刃からの防御、突いたり打つ、関節、押さえる、投げるなど柔術を用い、十本の手に匹敵する働きをすることから十手 |
じっと:動かないで じーっとしておれ |
しなびる:しおれる |
しばく:殴る、叩く、どつく、やきをいれる |
しぶとい:粘り強い、ずうずうしい |
しぼまる:すぼまる、傘をしぼめる |
しまいか:やろまいか、しようや、やりましょう |
しみったれ:しみたれ、だらしがない、ぶしょう、怠け |
しなびる:しおれる(萎れる) |
しやーすな:しなさんな、するなよ |
しゃあない:仕方がない、しょうもない |
しゃちこばる:緊張する、堅くなる、こわばる、片意地を張る |
しゃびしゃび:水っぽい、うすい |
しゃらくさい:洒落た事、洒落て生意気 |
じゃれる:戯れる |
しゃんと:しっかり |
しれっと:何事もないような顔で攻撃的なことを言う、 何事もなかったかのように平然としているさま |
しゅうげん:結婚式 |
しょうけ:いかき、箕のようなざる 米やいろんなものを洗い、水を切る道具で、そのまま天日で干したりもする、他の容器に移しやすいように工夫されている 虫食いの穀物を入れると、竹製品を食うふとどきな虫がいるので注意する |
じょーり:草履 |
しょげる:ガッカリする、元気をなくす、しゅんとする |
じょさい:十分な配慮、手抜かり 如才がない:失敗がない |
しょしゃ:しょさ、姿、形、身のこなし |
しょっちゅう:しじゅう、何時も、ひんぱん |
しょっぱな:最初、はじめ、初っぱな |
しょびつる:ぶらさげる |
しょぼくれる:元気が無い、しおれる、しなびる しょぼい:みすぼらしい、見栄えが悪い |
しよる:している |
じょっぱり:頑固 |
じょろや:女郎屋:岡場所、遊女屋 |
じらかす:じらす じりじりさせる |
しれとる:わかりきっている、見えすいている たかがしれとる:たいしたことない |
じん:御仁、人 あのじんは変わり者 |
しんがい:意に反して面白くないこと、 思いもよらぬ意外な事でしんがい |
しんじょか:いかにも |
しんぜる:進ぜる、差し上げる、あげる、供える |
しんとこ:芯の部分 |
しんならん: やらなくてはいけない 、しなくてはならない |
すい :すっぱい |
すいとる:すいている(空いている) |
すえかねる:承知出来かねる、我慢できない |
ずーずーしい:あつかましい |
ずく:やる気やこんき(根気) ずくなし:面倒とか億劫でなまけやる気がない |
ずたぶくろ:頭陀袋 一端に紐を通して何でも入る袋 僧が頭陀行の道具を入れる袋 ずたぶくろを背負い型にしたものが「ナップザック」である。 |
ずつない:つらい、苦しい 腹いっぱいで、苦しい・つらい |
すかたらん:気にくわない、好きになれない、嫌い |
すぐる:間引き わらをすぐる:わらの不揃いを取り除く |
すけない:少ない |
すげない::そっけない |
すこくり:ワナ結び、 結び輪から逃れようとすると締まるので逃れられません。 カーボーイが、輪投げのように、牛や馬を捕らえる、ワナ結びです。 |
すたこく:おもわぬ苦労、おもわぬ難儀で「すたこいた」失敗した |
ずつない:苦しい |
すっからかん:空っぽ |
すっこむ:ひっこむ、 出しゃばらない |
すぬく:抜き取る |
すべ:方法、手段 |
ずぼら:いい加減で不正確、だらしのないこと |
すましこんどる:平気な顔をしている |
すやくる:雑にする、手抜きをする 、丁寧の反対 |
すれっからし:色々な人生を経験してきた人 |
ずるい:ルーズ、あいまいででたらめできちんとしない、 靴がずるい:余裕が有り過ぎでダブダブ |
ずんべらぼー:ずっべらぼー 平坦な のっぺらぼう |
せいた:背負梯子、せおいこ わら縄を巻いた背当ての背負梯子 背負梯子は、荷崩れが少なく、背丈よりも高く 沢山の荷を背負う事のできる道具です |
せいと:すると 食べる せいと(すると)太るよ |
せこ:ちゅうこ(中古) 、お下がり せこたん |
せせる:つつく 魚が餌をせせる |
せっちん場:便所 |
せどぐち:家の裏口 せど:家の裏口 |
せびる:おはる、ねだる 土地の境界をせびる(ごまかす) |
せれる:できる、し得る 火を消せれる 俺にもせれる(出来る) |
せわしい:いそがしい |
せわない:難しくない、たやすい、わけない 、容易、簡単 |
せんだって:以前 |
せんばこき:こばし、せんば、 稲や麦の穂の実を櫛状の歯でしごく脱穀農具 |
せんばのたが:薪物のたが 薪物1束の大きさを揃えるための針金のリングが売られていた |
せんな:するな せれてもせんな:出来てもするな |
そいっとった:そう言っとった |
そう:そうです、そうや そやぞ そやな そうとて:そうとも、同意 |
そうしゃ:そんなら、それならば |
ぞうちょう:増長、つけあがる、しだいにつけあがる 増長するな:調子ずくな |
そうましい:騒々しい |
そうめい:聡明、道理に通じて物事の理解が早く賢いこと |
そぅやけども:しかし |
そくねる:束ねる、からげる |
そこらじゅう :所かまわずあっちこっち |
そそくる:つくろう、修繕、直す |
ぞぞけがたつ:鳥肌がたつ、さむぼろ、おぞけがする |
そつ:むだ、 そつが無い |
そっそと:そっと、ゆっくり、静かに |
そねいに:そんねに、そんなに |
そのかーし:そのかわり(その代わり)、そのかわし、そのかし |
そのなり:それっきり、そのまま |
そばえる:じゃれる、擦り寄って甘える |
そやけんど:しかし |
そやない:そうでない |
そらをつかう:知らないふりをする、そらとぼける |
そりゃみやり:それごらん |
ぞんがい:案外 |
そんなこたない:そのような事はない |
そんなら:それでは、それじゃ |
そんやで:それだから |
たいがい:おおよそ、大抵、およそ |
たいぎ:疲れて怠い(だるい) 時代劇では ねぎらう言葉 「御苦労」 |
だいつう:べっぴん、粋 |
たいてでない: 面倒で手間がかかって大変なこと |
たいまんはる:はりあう、勝負する |
たいもない:とてつもない、たいへん、無茶な |
たくる:ひったくる、勢いよく引き寄せる |
たぐなる:たるんで重なる |
たけみ:竹で編んだ箕 竹箕に入れて運んだり、うちわの原理で穀物の殻を飛ばして選別する竹箕(たけみ) |
たしない:少ない、欠乏、少なくて貴重 、あと僅かしか無い |
たたきしえる:叩く 叩きしえて性根(しょうね)をなおす |
だだくさ:だだくさに、粗末に、無駄に 、大事に扱わない |
だちぁかん:台無し、だしかん、 駄目、いけない、立ち行かない あかん:駄目 |
たってく:蒸発していく ベンジンの栓をしとかな「たってく」よ |
たてつく:逆らう、反抗する、抵抗する、歯向かう |
たてまつる:差し上げる |
たてやくしゃ:主役、中心人物 |
たのむに:お願いだから |
たばる::たばっとく、貯える すぐに食べたり使ったりしないで大切にしておくこと |
だばえる:ふざける だばえたことこいとれ |
たぼけた:とぼけた、寝ぼけた、的外れ なに たぼけた(寝ぼけた)ことを・・・ |
たぼける:夢中、とりこ、になる 自分の仕事から逃避して たぼけとる |
だぼら:えいころ加減ででたらめ、おおたいずで雑、ずぼら |
だらしがない:だっしもない、意気地がない、しまりがない、しみったれ、ぶしょう、 |
たるくさい:張合いが無い、希望が無い、嬉しくない、たるい(悲しい)、つまらない うちの子は勉強が出来んで たるくさい(張合いが無い) |
たわいがない:たわいもない、頼もしくない、意気地がない、不甲斐ない |
たんと:たくさん、よーけぃ、いっぱい、ぎょうさん:がま、がまくさ |
たんび:そのつど、度々 |
たんま:たいむ(タイム) ちょと「たんま」 |
ちょんぎれる:ちぎれる、ちょん切れる 、ちんぎれる |
ちーと:少し |
ちったぁ:少しは 、ちよっとは |
ちびる:小便をちびる、ケチる、もらす |
ちみくる:ちみぎる、爪と爪でちみくる つまんでねじるは つねる、つねくる |
ちゃっと:急いで |
ちゃのきばたにはいった:茶の木畑に入る 迷って解らなくなる |
ちゃんちゃらおかしい:身のほど知らずが笑わせるな 私に挑戦とは「ちゃんちゃらおかしい」 |
ちょうな:鍬に似た形状をした斧の一種 |
ちょうらかす:からかう、おちょくる、はぐらかして御機嫌をとる、子どもを喜ばせあやす |
ちょうすく:調子ずく、威張る |
ちょずば:便所、せっちんば |
ちょっきし:丁度、ちょっきり |
ちょびっと:少し、ちょんびり、ちょぼっと |
ちょんがー:独身の男 |
ちらばかす:散らかす、物を散乱させる |
ちんちん:凄く熱い お湯がちんちん 悪口言われてちんちん |
ちんば:ふぞろい、びっこ |
ちんびきたい:小さい |
つうえる:ついえる、費用がかかる |
つっけんどん:無愛想、ぶっきらぼう |
つーろく: つり合い、バランス つーろくしてる:つり合いがとれている |
つくも:九十九(つくも)はフトイ(太藺)の古名 フトイ(太藺)とはイグサに近い姿のカヤツリグサ科の2mを越す植物である 茎が太く、 太い「いぐさ」 ということから この名前になったとか 「百年(ももとせ)に一とせ足らぬ九十九(つくも)髪」 「も」は百を意味する、百という文字から一の線を取り去ると白という字になる、老人の白髪 |
づくがない:づくが悪い、やる気が無い、怠けてやる気がない、根性がない |
ずつない:苦しく気持ちが悪い |
つくばる:正座する、座り込む、しゃがみ込む はいつくばる |
つけあがる:増長する |
つべこべ:いろいろ弁解 |
つまど:妻戸 窓の外側に竹で出来た水切りの棚が付いた台所の窓、水がしたたる物はこの棚に載せた |
つもい:きつい、きゅうくつ 靴のサイズが小さくて つもい 隙間がなくてきつい |
つらら:水のしずくが氷って出来る つらら(氷柱) |
つれ:友達、同伴者 |
つれだって:いっしょに |
つれ小便:人につられて行動する |
てあい:人たち 町のてあい:町の連中 |
ておけ:手桶、バケツ |
ていたらく: たるんでいる、 有り様.様子.状態がなっとらん おろそかでたるんでいる |
でかす:つくる |
てき:囲炉裏や長火鉢に渡して物などを焼く鉄器、ゴトク てきで餅を焼く |
でくのぼう:役立たず |
ですこ:おでこ、ひたい おでこの広さと脳ミソの量・・・ |
でほろく:嘘っぱち、でまかせ、ありもせんこと、でほろくを言わんとほんとのことを言え |
てまえみそ:手前味噌、自分の持ち味、自分の物差しが基準 |
てまがりのこ:主に立ち木や丸太を切る鋸、 手曲鋸 |
てれこ:あべこべ、反対こ |
てれこけ:きれいに全部 てれこけ持っていかれた |
てんこ:製材してない材木丸太 丸太が三角形に積み上げた状態も「てんこ盛り」に似ている てんこもり:山盛り |
てんでばらばら:めいめいがばらばら |
とうたい:からきし、どだい 最近 とうたい(からきし)力が無い |
とぅに:とっくに、以前から |
どうみの:蓑 、ばんどり 昔は合成繊維のカッパが無いので、わらやシュロで作ったカッパ(どう蓑)でした シュロ シュロの木の樹皮を繊維状にほぐしたもの シュロ縄、水に強いので、柵や竹垣の結束に使われます シュロのほうき、シュロのほうきは、水洗いが可能で、繊維が非常に繊細で、 畳を掃くのに優れています。 刷毛にも使われました |
どうせんでも:何もしなくても |
とぅなきび:とうもろこし |
どぅもない: 何とも無い、何でもない、大丈夫何ともない、心配ない |
とーし:ふるい とーしにかける:ふるいにかける |
どかす:どける、退ける、動かす |
どこぞ:どこか |
どこなと:何処へでも |
どさくさまぎれ:混雑に乗じて |
どさない:造作無い 、どうもない、大丈夫、あんじゃない |
どすかん:どすけべなどと「ど」で強調、いけすかん |
どだ:地面 |
どだい:元々、根本から どだいなっちょらん:根本から間違っている |
どっさり:いっぱい、ぎょうさん、がまくさ、たくさん、よーけぃ、たんと、がま |
とっちめる:問い詰めてこらしめる おおちゃく者をとっちめてやった |
とっておき:秘蔵 |
とばっちり:跳ね返り しぶき、飛沫 などの跳ね返り |
とぼす:点(とぼ)す ろうそくをとぼす |
どもならん: どうにもこうにもならん、 面倒を診るのは どもならん(嫌 ) |
とや:鳥屋 おとりのカゴの鳥に鳴かせ、仕掛けた網におびき寄せツグミなどの小鳥をとる小屋。 |
とよ:樋(とい) |
とりえがない:能が無い |
とろい:バカ、たわけ 、アホ、おたんちん、あんぽんたん とろくさい:バカバカしい |
どんくさい:鈍くて遅い、のろい |
とんずら:ずらかる、逃げる |
どんぶち:大きな淵 川の大きな淵 茶碗の大きいものをどんぶりという |
とんちんかん:頓珍漢、 とんまなこと |
ないこたない:無いことは無い、幾分かは有る、実際にはある |
なうい:ダサイの反対語、新しくてカッコいい、流行、面白い、興味深い |
なえる:萎縮する、くたびれる |
ながもち:ながもちは、かつては、婚礼道具の一つであった。 蒲団等を入れておくふた付きの大きな箱で両端に金具があり、棹を通して二人で担いで運搬した。 |
なほ:更に |
なおざり:おろそか、ないがしろ 子供のしつけを なおざり(おろそか)にする |
なにがなんでも:理由はどうあれ |
なして:どうして |
なでる:なぜる |
なぶる:かまう、触る |
なまかわ:なまける、面倒がってやる気が無く手抜きをする、 怠け者:なまかわ者 |
なり:ふくそう(服装) なりふりかまわず |
なるい:平坦、手ぬるい |
なるだけ:なるべく 、出来るだけ |
なるてん:南天 |
なんちゅう:なんという |
なんぞ:何か |
なんぞごと:特別なこと |
なんなと:なんなりと |
なんのきなし:なにげなく |
なんのことはない;心配した程の事はない |
にえきらん:ぐずぐずしている |
にがて:不得意 |
にごし:米のとぎ汁 |
にじくる:踏みにじる |
荷造り結び:右図 8のじ結びで締め上げて、輪っかをひねった中にロープの端を通して結びます。 |
にすい :にすくたい 、へぼい、鈍い、 弱い、劣る、はかどらない、間に合わない、どんくさい、とろい、なるい |
にべもない:そっけない、愛想がない |
にのうで:二の腕、上膊(じょうはく) 肩からひじまでの部位 |
ぬかす:ほざく、何をぬかすか:何を言うか、言いやがる、ぬかしゃがる |
ぬかす:追い抜いて前に出る |
ぬくとい:暖かい、ぬくたい |
ぬらかす:濡らす |
ねき:根元、すぐ脇、そば |
ねぐさる:腐敗する、 ご飯がねぐさる |
ねこをかぶる:本性をかくしてねこをかぶる |
ねたくる:塗り付ける |
ねっから:もとから、最初から |
ねばい:しっこい、執拗 |
ねぶたい:ねむい |
ねぶる:なめる |
のぅ:同意を求める そうやのぅ:そうですね |
のうタリン:脳タリン、脳が足りない、馬鹿 |
のうてんき:ノー天気、呑気で軽薄なこと |
のぅならかす: 失う、無くす のぅなった:無くなった のぉなる:なくなる、失う |
のっぴきならぬ:引き下がることが出来ぬ 逃れられない |
のそい:おそい (遅い) |
のんのんさま:仏様 のんのんさまのような人 |
のんべぇー:大酒のみ |
ばいた:娼婦、尻が軽い |
はがゆい:もどかしい 、くやしい、はがいい、なさけない |
はざ:田んぼで刈り取った稲を乾燥させるため三脚に竹や木を渡し稲をかけるもの。 はざかけ |
はしかい:はじかい、痛痒い、チクチク刺したような痒さ |
はじかむ: 寒さで動かなくなる、凍える |
はすかい:ななめ |
はだしばき:はだし、裸足、素足 |
はだける:広げる、おっぴろげる 胸をはだける |
はでる:ひきたつ、派手る |
ばっか:ばかり |
はったり:ごまかして大風呂敷をよそう 大きなはったりをかます |
はばかり:便所 |
はばかる:足を広げて幅をきかせる、幅をきかせて立ちはだかる |
はばにする:のけものにする、仲間はずれ、はばち |
はびこる:勢いが盛んではえ広がる |
はぶりがいい:収入が良いのか勢いがいい(金使いが荒い) |
はむ:かがむ |
はめる:だます、おとしいれる、入れる、組み入れる あてはめる |
はむ:かがむ はむ仕事は腰が痛い 草取りではんでばかり |
はらばたくさり:腹ばた腐り はらぐろい、腐りきった人 ご機嫌を取りながら陰では悪口を言う |
ばりかく:爪を立てて引っかく |
はりこむ:奮発、意気込む、張り切って(お金など)つぎ込む |
ばんげ:夕方、晩方(ばんがた) |
ばんちょぉ:ラッキー、よかった |
はんぺた:片ぺった |
ひおも:日表、日なた |
ひきだ:ひき蛙、がま蛙、 体長20cm程の蛙で、昭和35年頃まではよく見かけました。 赤っぽい色のひき蛙の方が薬効が強いといわれ、 目の上の小さないぼと皮膚のいぼに有る 分泌線の毒液は強心剤の薬効もあり六神丸にも使われるとか。 がまの油は、傷に良く効くがま蛙の毒液を入れたものらしいが、馬油をがまの油と言っていた。 普通の蛙を「どんびき」「ぎゃ-ろ」「どんびきしょん」「ぎゃ-ろくだま」などと呼ぶ事もある。 |
ひご:小さい籠 、腰ひご |
ひざこぶ:膝頭、膝小僧 |
ひぃっちゃく:つぶす 足で風船を ひぃっちゃく 車で ひぃっちゃい でしまった ひぃっちゃける:つぶれる |
ひっころがる:ひっくり返る、ころぶ |
ひさる:もっと後ろへひされ へる、控える、よける、さがる |
ひずがえぇ: 勢いが良く躊躇したり恐る事なく思い切りが良い 元気、気力があり、度胸が良い |
ひつこい:しつこい、ねちこい 、執拗 |
ひっこぐ:ひっこぬく、引き抜く |
ひととこ:1ヶ所、 同じ場所 |
ひどい:情け容赦ない |
ひどるい:眩しい(まぶしい) |
ひとつあなのむじな:同じ仲間 |
ひとしきり:少しの時間 |
ひとねる :しとねる、 育てる、 成長させる |
ひまざい:時間を無駄にする、無駄な労力 |
ひねこましい:幼児にしては、賢い 新生姜に対してひね生姜は年期が入って「ひね」ている |
ひねる:ねじる、よじる 雑巾は、ひねって(よじって)絞る 頭をひねって知恵をしぼる |
ひのし:炭を入れて衣類などのしわをのばす道具。 |
びびる:恐れ震える、恐れおののく |
ひやっこい:冷えて冷たい |
びんちょろ:もみあげ |
ひんしゅくをかう:いやがられたり、けいべつされること |
ふうき:ふうきだけ 火吹竹 火吹竹やうちわで空気を沢山送り込んで火勢を強くする。 出口の方の竹筒のふしに小さな穴が開けられていて空気がしぼられて勢いよく吹くことができる。 口でじかに吹くと灰が顔にかかったり、けむい、熱いので火吹竹は良く出来た道具です。 |
ぶき:不器用、へたくそ、不恰好 |
ふけらかす: ひけらかす、見せびらかす |
ぶさらしい:きたならしい、 ぶさい:きたない、ばばい、不潔 不細工: へたで細工がきたないさま |
ふたむすび:ふた結び 小船をロープで岸に係留するときなどに使う。 |
ふつき:風体、服装 |
ぶっちゃける:うちあける、腹を割る ぶっちゃけた話 |
ふつつか:ゆき届かない、気が付かない |
ふつつかなり:軽率だ |
ふみつぎ:踏み台、あしつぎ |
ふやかす:水につける 、ひやかす |
ぶれいこう:無礼講、上下の差別なく礼儀を捨てて催す酒宴 |
へぐる: めくる 、剥がす |
へこたれる:くじける、中途で挫折する へこたれる:疲れて座り込む |
へずる:削ってへらす、抜き取る、へらす |
へつらう:機嫌をとり従う |
へともない:らくっちょ、なんでもない |
へっぴりごし:へっぴり腰、および腰 |
へら:舌、べろ、したべら |
べらぼう:あらけない、とんでもない 凄い とてつてもない べらぼうに大きい:とても大きい |
へんてこ:変な |
へんど:おう吐、おう吐物 あのあくどさには、へんどが出る |
へんび:蛇 |
ぼいだす:追い出す |
ぼう: 追い払う 蝿をぼう:蝿を追う |
ほうける:呆ける、 遊びほうける:遊びに夢中になる |
ほうぺた:ほほ、 ほおたんぼ:頬 、ほおべた |
ほうぼう:あちらこちら、四方八方 |
ほうろく:焙烙(ほうろく)は、平たい土鍋の一種。 炒鍋(いり なべ)、茶葉、塩、米、豆、銀杏などを炒るのに用いる。 |
ほえる:吠える(ほえる) 犬がほえる 大声で抗議する |
ほーかる:捨てる、ほかす、投げる ぶってある:捨ててある、放置してある |
ぼくねんじん:気が利かない人、 無口で無愛想な人、わからずや |
ほける:ほげる、口が広がる、穴が大きくなる |
ぼさっと:ぼんやり |
ほざく:いう、ぬかす、ののしっていう言葉 |
ほじくる:掘って中のものをあばきだす ほじくりかえす 鼻や耳をほじる |
ほせ:串 |
ぼた:土手 |
ぼっさい:もっさい。おんぼろ、古くさい |
ほてる:あつくなる 顔がほてる:顔があつくなる |
ほぼくれる:はれる 、ただれる 例 強烈に辛い唐辛子で口の中がほぼくれてしまった |
ほれみい:それ見なさい |
ぼろ:ぼろい、ぼっさい、おんぼろ |
ぼんくら:頭が悪い人 |
ほんじゃあ:それじゃ ほいじゃ、ほいじゃあ |
またい:安全、確実性が高い、間違いが少ない |
まどろこしい:遅くてにぶいのでイライラする、遅鈍 |
まっせんぼ:馬小屋の入口に渡す馬や牛の通せん棒 ズボンのしゃかいの窓のボタン |
まっぺん:まぁ いっぺん、もう一度 |
まずい:おいしくない、都合が悪い |
まめ?:元気? |
まる: 小便をまる:小便をする |
まわし:仕度、準備、段取り、用意 |
まやかす:誤魔化す 人の目を まやかす(みせかける) |
まんだ:まだ |
まんまと:非常にうまく、 まんまと いっぱいくわされた |
まんべん:平等、むらの無い様 |
み:箕、 運搬と、 煽るように振ることで、 うちわの機能で実と殻を分ける事の できる優れた道具である |
みしる:むしる(毟る) みしり(むしり)取る |
みちょる:見てる |
みっともない:見苦しい、かっこ悪い、見られたら恥ずかしい |
みそつける:失敗して汚点を残す |
みらんと:見なくて、見ずに 確かめて みらんと どうとも言えない |
むかつく:腹が立つ、しゃくにさわる、むかむかする |
むくぞ:ぼろ、ぼろ布、もくず |
むくれる:怒って すねる |
むごい:むごたらしい、かわいそうな、残酷な |
むさぼる:餓鬼つ になる、むさぼり食う |
むしろ:藁などで編んだござ 昔は、「いろり」などがある部屋では火の粉が飛んで畳を焦がすと勿体ないので囲炉裏の板の間にむしろを敷いた。 米などのモミを干すときにも使う目のこんだものを「むしろ」と言い、目の粗いものは「こも」と言う。 |
むしょくたら:むやみやたら |
むしん:物を分けてもうらう、頼み込む |
むたいな:無理なこと、無法なこと、可愛そうな、気の毒な、心ない |
むちゃんこ:めちゃんこ、すごく、ものすごく |
めこじき:めんぼ、ものもらい |
めざとい:目聡い、 目も感も判断もすばしっこい 、目ざとく見つける |
めっそう:目測、おおよそ、見当 |
めっそもない:めっそうもない、とんでもない |
めめぞ:みみず |
めんたま:眼の玉 |
もうせん:毛や繊維を板状に圧縮して作る不織布、絨毯の下に 敷くフェルトのようなもの |
もえさし:燃えかけ 、燃え残り |
もえりゃー:どえりゃー、ものすごく |
もどかし:じれったい、もどかしい |
もーやぁっこ:共同、共有 例 仲よう もーやぁっこで使やぁー |
もーる:漏れる |
もっさらこい:もっさい、ダサい、センスがない |
もせる:もろくなる 金属が錆びたり、木などが朽ちてもろく成る事を「もせる」と言います |
もげる:ちぎれる 柄がもげる 柿をもぐ |
もたん:たまらない、我慢できない、辛抱できん |
もどき:似せて作ったもの、まがいもの |
ももた:ふともも |
もやい結び:右の図のような結び方、もやい結びだけは、覚えてね。 強度が強い。 ロープの太さに関わらず結びやすい。 結びコブが固まらず、ほどきやすい。 |
もんで:もんだで、だから、なので |
もんぺ:図のような袴のように、前後で縛る紐がついて着物もいれられるゆったりとした上部に裾をしめた作業ズボン。 |
もんなし:文無し、お金が無い |
やいと:お灸、やき、火傷 |
やーこい:柔らかい |
やーらしい:いやらしい、スケベ 嫌われているのにまつわりつく |
やっきになる:がむしゃらになる、しゃにむになる |
やぐい:弱い、丈夫でない |
やくたいもない:みっともない、常識がない、みすぼらしい |
やくと:やくとに、わざと、故意に |
やぐろ:家のまわり、ぐるら |
やけずり:やけど(火傷) |
やけをおこす:やけくそになる、ふてくされる |
やきをいれる:鍛える、懲らしめる |
やし:てきや、 縁日なとで興行したり、物売をする人 |
やっかい:面倒な |
やっかむ:うらやましがる やきもち 嫉妬 |
やっと:長い間、久しく、 やっとかめ:久しぶり |
やっとらすか:やっとりゃーすか、やっていますか |
やっとこさ:ようやく、かろうじて |
やどろく:やどなしのろくでなし |
やましい:うしろめたい、良心がとがめる、恥ずかしい |
やむごとなし:大切だ |
やもめ:未亡人 男やもめ ごけ 寡婦 |
ややこしい:複雑、ややこやしい |
やらしい:エロイ |
やらまいか:やりましょう |
やりつける:やり慣れた |
やわう: 着飾る、準備する、用意する |
ゆう:むすぶ 髪を結う、 |
ゆうつぎ:いいつぎ、回覧 以前は回覧版の代わりに費用のかからない「ゆうつぎ」口頭で連絡をしていた |
ゆすい:用水路 |
ゆるせ:ごめん 、ゆるして、ゆるせよ |
ゆわえる:結わえる、結ぶ ゆわえつける:縛り付ける |
よういわんわ:おてれすを言われた時など「よういわんわ」と否定する、 かなわないわ、てれるわ |
ようさ:夜、ようさり ( あした:明日、あしたり) |
ようやらん:出来ない |
ようよときた:やっときた |
よからず:そりゃぁよからず:それは良さそうだ |
よこいた:渡してよこした |
よっかかる:寄りかかる、依存する |
よっころ:よほど |
ようけ:よーけぃ、たくさん、いっぱい、たんと、ぎょうさん:がま、がまくさ |
よき:小斧、手斧 片手斧で主にマキ割などに使われる |
よぅけと:余計に |
よくのまちがい:欲につられて方向違いな事をすること |
よこづけ:横付け自転車 右の図のものを自転車に取り付けた、言わばサイド運搬車である。 昭和30年代までは、良く見られました。 これは、13尺の通し柱なども横付け自転車に乗せて運べたので、 材木屋でも良く見かけました。 |
よさまいか:やめよう(止めよう) |
よそむく:横を向く、そっぽ向く、知らん顔をする |
よっこする:ひそかに隠匿する、横へずらして誤魔化す |
よったいな:変な |
よったような:矛盾した、馬鹿げた |
よっぽど:よほど |
よど:よだれ |
よばれ:呼べ よばれた:ご馳走になった |
よぼる:呼ぶ、よばる |
よらんしょ:寄って行きませんか |
よれとる:くたびれている、弱っている かたちが崩れている 道から外れている よたくれ |
よろしかったですか?:よかったですか? |
らっせる: 来とらっせる:いらっしゃっている |
りんき:悋気、嫉妬、やきもち |
りゅういんがさがる:具合が悪いことが解消してすっきりする 気分が良い |
ろくすっぽ:満足に、ろくに ろくすっぽ返事もしない |
ろくでなし:性格が曲がった者 役に立たないくず者 |
ろくにする:勾配をなくし水平にする でこぼこを平らにする |
わかいもん:若者、若い衆 |
わけへだて:子供を 分け隔て(差別)なく育てた |
わざと;故意に、えせて |
わや:めちゃくちゃ、無茶、台無し |
わやく:冗談、いたずら いたずらのつもりの「わやく」が大変なことに・・・ |
わやをいう:無理なこと、無茶なことをいう |
わりかた:わりかし、割合、わりに、思ったより |
MENU |