結合力


     物体の結合力  ▲Top

結合エネルギー
引力や表面張力や磁力やクーロン力や核分裂反応のエネルギーなどは結合力に他ならない。

物質は温度により、気体、液体、固体の三態と第4の形態の電離したプラズマ状態 があり、固体では頑固な結合に成っている。
たかが水でも凍結すると膨張して鉄製の水道管を破裂させる強力な結合力となる。
中性子の衝撃を受けて、原子核が分裂する核分裂反応は、化学反応 (燃焼) の約1億倍ものエネルギーを放出する、これも結合エネルギーによるものという。
固体も熱を加えると液体に近づき結合力が弱くなるので、溶断や曲げ加工などは熱を利用する。
ここで熱を加え過ぎなければ、曲げた形を維持したり、形状記憶合金のように不思議な結合がある。
日本刀などはくりかえしたたいて分子の並びを一定にすると良く切れるようである。

一般に、刃物の研ぎや切断に見られるように、それよりも硬い材質で削るが、削るという事はその分子の結合を解く事である。
やわらかい水でも分子の結合を吹き飛ばす程の圧力を高めれば、水流で硬い金属を切断する事が出来る。
「超絶凄ワザ刃物対決」で刃物で鉄パイプを一刀両断に切断で言える事は、鉄パイプの分子の結合を解くだけのスピードを与え続ける刃物形状が重要な要素である。

例えば、塩の結晶は、塩素とナトリウムがイオン結合をしているので、水に溶かすと電離され、結合は解けてしまう。

原子や分子の相互間の結合力には、次のような結合があると言われる。
  • イオン結合 正、負イオン間の静電引力
  • 共有結合  複数の元素が電子を共有した結合
  • 金属結合  イオン結合と共有結合
  • 分子間力  原子が近づくと電子の波が重なり分子間に引力を生じる
  • 水素結合  水素原子の間に酸素をはさんだ水は水素結合


核分裂のエネルギーは、結合エネルギー?
核分裂は、ウランなどの重い原子核が中性子の衝撃を受けて、二つの原子核に分裂する現象であり、核分裂を起こす前と核分裂後の質量の差に相当するエネルギーが外部に放出されるといわれる。
このエネルギーは、原子核の結合エネルギーに他ならないと言う。

1個のウラニウム 235 が 核分裂すると約200 MeV 以上のエネルギーが出るそうです。
これは化学反応 (燃焼) の約1億倍?
水素が酸素と化合する 化学反応


 国防のエネルギーは石油(化学反応) の約1億倍の核燃料?

暴走が無い安全な、トリウム熔融塩炉原発(不二fuji)が見向きもされないのは、核爆弾を作ることの出来ない事がその理由の一つであろう。
小型原子炉はまだ原子力潜水艦どまりで有るが、船や航空機などに有望なのが超小型のトリウム原発である。



   ブラウンガス ▲Top

 
 ブラウンガス (活性、酸素水素混合ガス)
 1980年ごろにユル・ブラウンによって発明
水を直流で電気分解をすると、右の図のように「分子状の酸素Oと水素H」となります。

「原子状の酸素と水素の混合ガスHHO」を得るために直流のプラス・マイナスを交互にしたパルスジェネレーターで電気分解をして得られた「原子状の酸素と水素の混合ガス」をブラウンガスと呼ぶそうです。(H2の分子状の水素 ではなく H+Hの原子状の水素と酸素ガスなのでHHOガスとも呼ばれる)

実際に電気分解によるブラウンガスの発生は、プラズマ・超音波・電磁パルス・ナノバブル・金属触媒などの何かを参加させるようだが、詳細は不明。   電極はステンレス・電界液は、水酸化カリウム3%溶液?
水酸化カリウムは水によく溶けイオン化する。電気分解の電解液に使うと比較的低温で共有結合が破壊され活性水素ガスに変化します。
ブラウンガスの溶断機の価格から推定すると、簡単な装置ではないようです?
水を電気分解してブラウンガス1立方メートル生成に必要な電気量は2.4KW。
1Lの水から1860Lのブラウンガスが発生するそうです。
ブラウンガス1立米あたり発生する熱量は 18,350 kcal。
原子状の水素と酸素の混合ガスは、活性水素と活性酸素の混合ガスなので分子状の水素H2と酸素O2より化学反応力が強く、原子が分子になる時のエネルギーも利用できるので、分子状の水素・酸素ガスに比較して発熱量が3.8倍多く得られる。過剰熱を発生?
2とOもHHとOも燃焼後は水に成るが、HHOガスを液化してもHHOであり水ではない。

  燃焼
燃焼には、化学反応力が強い「原子状の酸素」が必要です。
原子状の酸素(活性酸素)や活性水素は化学反応力が強い)
高温(燃焼温度)によって電子が遊離するプラズマ現象が「原子状の酸素」を発生させ、燃焼という化学反応が起きるのです。 
700〜800℃の高温で「原子状の酸素」が作られ燃焼が持続しますが、「原子状の酸素」が出来ない程、温度が下がると消えてしまいます。
触媒は低温でも「原子状の酸素」を作る事が出来るので、白金カイロの触媒燃焼で見られるような130℃〜350℃という低温で触媒燃焼が出来ます。

ブラウンガスは原子状の酸素と水素の混合ガスなので触媒燃焼のように、炎の温度は非常に低く、相手の物質しだいで温度が上がる不思議な炎である。
炎をタングステンに当てると、数十秒で溶け出す。
タングステンの融点は3480℃であるので、それ相当の温度になっている。
坩堝などの大掛かりで溶かさなくてもブラウンガスのバーナで金属を溶かして液体にする事が出来る。

右の画のように、点火プラグのプラズマ放電中のフリーラジカルと言われる活発な反応状態に水をたらし、水が電解されブラウンガスを発生に、点火・・・?
水で走る車が簡単に出来そう?

炎の状態のマツチを電子レンジに入れてプラズマ状態にした画像。(電子レンジが壊れるので注意)



ブラウンガス溶断機は実用化されていた。
なぜか、ブラウンガス(原子状の酸素と水素の混合ガス)を実用化している各社は、HHOガス、酸水素ガス、ZETガス、E&Eガス、アクアガス、酸素水素混合ガスなどと呼びブラウンガスと呼びたくないようだ。ユル・ブラウンも亡命先を転々としている。
アイエスプラン(株) 創業 1989 がブラウンガスの300mm溶断機を作っていたが、不渡りを出して、住友金属の子会社に買収されたそうです。2000年には澁谷工業がアイエスプランのアクアガスジェネレーター」ISP2500の販売権を取得していた。
株式会社 テンマウエルサービスでは、アイエスプラン(株)のアフターサービスも行っている?


日本テクノ株式会社 「OHMASA-GAS」(オーマサ ガス)
 大政龍晋社長は、振動流動攪拌機で撹拌しながら水を電気分解をして、「水素・酸素混合ガスの発生装置」で国際特許 Wo 03/048424A1を取得。

近年日本では、マイクロバブルより極微細なナノバブルを作り出す技術がいくつも確立された。
オーマサ ガス
振動流動攪拌機で洗剤を入れて攪拌しても泡が立たない。
水中のコロイド粒子や気泡は電荷を帯びている事が知られている。
マイクロバブルの自己加圧効果
マイクロバブルは同じ電荷を帯びており、マイクロバブル同士は反発しあい、このため気泡が結合することなく、非常に微細な気泡を作ることができます。
自己加圧作用は気泡の大きさに反比例して強く成ることが知られています。
自己加圧作用により泡は小さく成ると急速に圧壊します。
この圧壊により泡が消滅する瞬間、泡が持つ電荷が放され電荷の濃縮現象が、瞬間的に数千度で数千気圧のフリーラジカル領域を形成するといわれます。
振動流動攪拌機の振動で泡を急激に収縮させ圧壊をおこさせる。
このフリーラジカル状態を電気分解して「オーマサ ガス」を発生?
「OHMASA-GAS」は純度の比率でブラウンガス程、強力ではないようだが手軽な発生装置がすばらしい。
さしあたっては、バーナーに利用であるが、エンジンを回す燃料としても成功している。
ただ、エンジンを回す燃料としては、先にも述べたように、非常に低い温度で燃焼する不思議な炎である、ということでエンジンを回すのにはプロパンガスなどと混合ガスとして燃焼すると、「OHMASA-GAS」とプロパンガスを足した熱エネルギーよりも沢山の熱エネルギーを発生する。
このように実証されているのにも関わらず、「嘘だ、眉唾だ」と言って実研もしない連中の肩を持つのはやめましょう。
この、「OHMASA-GAS」は200気圧にしても、安全な状態で貯蔵でき、水素と酸素の混合ガスなので燃焼時に酸素を必要としません。 ロケット燃料・・・
水素は分子が小さいため、金属ボンベから漏れ出たり水素脆化によりボンベが壊れたりするが、この酸水素ガスは2年間貯蔵したが、漏れなかったという。
蓄電エネルギーは、大量の輸送が困難で有るので、自動車や航空機には、プロパンガスなどと混合ガスとした「OHMASA-GAS」などの化学エネルギーに勝るものはない。

中性電解水
日本テクノの振動流動攪拌機で撹拌しながら食塩水を電気分解すると「中性電解水」が出来る。
この中性電解水は、酸でもアルカリ性でもなく中性で塩素に劣らない除菌効果の高い水として、プールでの利用や医療分野でも注目されています。

ドライセルと言う、HHOガス発生装置?
右の図は、ただの電気分解のようだがHHOガスが発生するのだろうか?
鉛バッテリーの極板をステンレスに置き換えたような構造で、6枚に12V(極板の間の電圧は2〜2.4V)、300×150ミリのステンレス板のふちは1ミリのガスケット、電界液は、100ccの水に水酸化カリウム3.1g(3%溶液)、密閉容器の下部にはレシーバタンクから水供給口、上部の発生ガス取り出し口もレシーバタンクにレシーバタンクの最上部からHHOガスを取り出す。
31枚のステンレス板で216wを消費して毎分2.7LのHHOガスを発生したと言っている。

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水は熱すると4300℃で熱解離して水素と酸素に分かれると知られています。
水素と酸素にはそれぞれ原子波動があって、振動数というか共鳴数を見つけた上で、ある種のイオン係数を充てて共鳴させ倉田さんのシステムでは380℃という低温で、水素と酸素の100%熱解離を実現しているそうです。


水素の炎の色は本来は無色透明であるが、不純物や周囲の物質の炎色反応の色となる。

水素燃料電池車や水素燃料車での、走行距離で一番のネックは水素貯蔵ボンベにある。
有機ハイドライドは、水素を放出した後、再び水素を吸蔵し、再利用することができる。水素の貯蔵・運搬の有力候補?
水素吸蔵合金にも云えるが、エンジンの冷却や排気損失の熱エネルギーをうまく使い水素放出に必要な加熱の問題解決にかかっている。
 
参考 水素1モルは22.4gで2gとすると、水素燃料電池車を100km走行には、水素が1kg 必要と云われます。

原子状の酸素(活性酸素)
過酸化水素は活性酸素を持っているので髪の毛の色素を分解して漂白する事が出来ますが、分子状の酸素では漂白は出来ません。
過酸化水素水(オキシフル)の殺菌作用も活性酸素が酸化や、還元反応で細菌を分解してしまうからだと言われます。
水に放射線を照射すれば、OとHのフリーラジカル(不対電子をも った分子や原子)を簡単に作れる?
水に放射線を照射して電解すればブラウンガスが出来る?


常温核融合?
パラジウムは自分の体積の 935 倍もの水素を吸蔵する。
パラジウムなどの金属に重水素ガスを吸蔵させ、電流を流すと、ときおりエネルギーを放出し、ヘリウムなどの核反応生成物やγ線や中性子線などの放射線が検出されることから、常温核融合が起きたとといわれます?

ここに錬金術の例がある。
酸化カルシウム(CaO)の挟まれたパラジウムの板に重水素ガスを浸透させる。
重水素ガスのふれる方のパラジウム板に変換させたい元素を付けておく。
重水素ガスが流れることによって元素変換が起こるのである。
この錬金術は、熱エネルギーも、熱核融合に比べて格段に少ないが、この現象は核融合反応の際起きる放射能を確認した。

2002年12月常温核融合のニュースがあった。
大阪大学で、パラジウムの超微粒子に重水素ガスを取り込ませレーザーを当てる新方式で核融合の際起きるヘリウムを確認した。

核融合
原子核どうしを融合する核融合反応。
原子核は正の電荷を持って、磁石のN極とN極のように反発する、この反発に打ち勝って融合するためには、1億度以上に加熱し超プラズマという状態の中で秒速1000Km以上のスピードで重水素(D)と三重水素(T)を衝突させ無ければならない。
核融合反応を連続して起こすためには、上の条件と、重水素(D)と三重水素(T)の供給など難題がある。
太陽などでは核融合と核分裂の両方が起こっているらしい。

核分裂が熱を放出すれば、相反する核融合は熱の吸収が起きても不思議ではない?

核融合の実現性
核融合の研究は1955年から始まり、当初は「あと10年程で実用化」と言われ、その後「あと50年」と年を経るごとに遠ざかっていている。
軍事上優位を保つため水爆成功と言っているが、地球上では核融合は、いまだに起きていないと言い切る人もいる?
太陽の「核融合反応」を人工的に製作する事は不可能である。
太陽表面全体で水素原子が瞬時に金属結合状態を形成したり破壊したりしながら流動している。
金属結合状態が破壊する瞬間は核分裂爆発と同様の巨大エネルギーを放射している。
太陽表面原子はぶ厚い水素原子金属結合の密度の高い結合層で覆われ流動している。
太陽発熱の「核融合反応」は太陽の中心部で起きていて、太陽表面に熱伝達されるまでに100万年かかると言う説もある。




      プラズマ                 ▲Top

一般に電離気体をプラズマ状態であると言いますが、半導体中の固体プラズマなどいうものもあります。
物質の形態
固体 ・ 液体 ・ 気体 の物質の三形態と第4の形態の電離したプラズマ状態 がある。
温度が上昇すると、物質は固体から液体に、液体から気体にと状態が変化します。
気体の温度が上昇すると気体の分子は解離して原子になり、さらに温度が上昇すると原子核のまわりを回っていた電子が原子から離れて、原子が正の電荷を持つ陽電子と負の電荷を持つ電子に分かれ、電離した両者が高速で不規則に運動している状態をプラズマとよびます。物質は、分子、原子・・・と細分化するごとに活性化する。

炎は一種のプラズマであり、炎の中は電離した状態なので電気が流れ易く、炎には整流作用があり、ファンヒーターのフレームドットというセンサーはこの整流作用を利用して異常燃焼を監視しコントロールします。
プラズマに熱とか磁力とか電界を加えると活性状態が得られる。
右はマツチの炎(プラズマ)を電子レンジで高エネルギー状態にした画像。
炎を出す燃焼では、700〜800℃の高温で「原子状の酸素」 が作られ燃焼が持続しますが、「原子状の酸素」が出来ない程温度が下がると消えてしまいます。
燃焼には(酸素原子2個 O)の結合を解いた原子状の酸素(O)が必要で炎のプラズマの中では「原子状の酸素」 が作られます。

身近にあるプラズマとしては蛍光灯やプラズマTVや溶接など、放電現象として利用されています。(けい光灯やガスの炎は電離したプラズマ状態)

地球の電離層も宇宙線や太陽光線などで電離していて、電離したものは電気が流れ易い金属のように、電波を反射する作用もある。

プラズマ放電
放電電流の増加とともに電圧が低下して負性抵抗を有するように成ったときアーク放電となりアークプラズマが形成される。
水銀プラズマ
真空中の電極間で真空アーク放電をしようとすると、電極材料が蒸発してプラズマ放電となり電極が損傷を受ける。
水銀などの融点の低い重金属のイオンや電子を利用する事で電極の蒸発も少ないアークプラズマが形成出来る事から蛍光灯などに水銀が使われる。


    白金カイロの触媒燃焼                  ▲Top

白金カイロの触媒燃焼
ベンジンやオイルなどの炎を出す燃焼では、700〜800℃と高温ですが、白金触媒では130℃〜350℃という低温で炎は出さず、クリーンな触媒燃焼をさせることができます。
なぜ、低温の触媒燃焼が出来るのか?
燃焼は化学反応です。
燃焼には酸素分子の結合が解けた、「原子状の酸素」が必要です。
触媒は低温でも「原子状の酸素」を作る事が出来るので、白金カイロで見られるような低温での触媒燃焼が出来ます。
プラチナやイリジウムは原子一個が酸素原子一個と結びつくので、酸素分子(O)の結合を解いて原子状の酸素(O)にする。
この触媒作用を利用して着火性を良くしているのが白金プラグやイリジウムプラグであると言う。

白金カイロの着火
車の排気触媒も温度が高いほど働きが良い。
原子状の酸素(活性酸素)は酸化力が強く、常温でも炭化水素を酸化させる力がある。
本来は常温でも触媒燃焼が進行するはずですが、酸素より触媒表面に吸着力が強いCOなどに覆われ触媒と酸素の接触が妨げられるので白金カイロも温度を上げ原子状の酸素の働きを活発にしないと着火しない。

炎を出す燃焼
炎の中は電離したプラズマ状態なので電気が流れ易く、炎には整流作用もあり、異常燃焼を監視するフレームドットなどがあります。
気体の温度が上昇すると気体の分子は解離して原子になり、さらに温度が上昇すると原子核のまわりを回っていた電子が原子から離れて、原子が正の電荷を持つ陽電子と負の電荷を持つ電子に分かれ、電離した両者が高速で不規則に運動している状態をプラズマとよびます。
炎の高温の中では必ず「原子状の酸素」が発生するので連続燃焼が出来るのです。
「原子状の酸素」が出来ない程低温にすると火は消えてしまいます。

車の排気触媒
プラチナを微粒子にして表面積を大きくする担体(活性炭やシリカゲルなど)に担持させると触媒機能を大幅に増大させます。
内燃機関が排出する一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)を白金触媒が無害化します。

昭和40年頃には、自動車では無いが、富士電機の石油ストーブの燃焼筒の上の金網に排ガス浄化の白金触媒が使われていました。

電気分解でも、触媒活性の高い金属を電極とすると低い電圧で電気分解が起こる。

プラチナは、金と同じように食品の酸化を防ぐ食品添加物として、厚生労働省から安全性が認められている金属です。
抗酸化作用を有するプラチナナのコロイドは、健康食品業界から注目されています。

パラジウム
パラジウムはプラチナとともに産出され、類似した特性をもっています。
パラジウムは硬く耐磨耗性に優れ、パラジウムとその合金は電気接点として望ましい材料である。
パラジウムは体積の 935 倍もの水素を吸収するため、水素吸蔵合金として注目される。

われわれの生体は37℃程の常温の中で、酵素・ミネラルなどの触媒により食べた物を燃やして生命を維持している。

ブラウンガス 




    ムペンバ効果   ▲Top

ムペンバ効果。
20℃の水が凍るのに100分かかるのに、100℃のお湯は30分ほどで凍る。
水素結合というのは、ある水分子の中の水素原子と、別の水分子の酸素原子の間で働く化学的な結合です。
2つの分子の距離が縮まってゆくと、徐々に強い相互作用を示すようになります。 
この水素結合の影響で水は、4℃で体積が最も小さくなります。
温度が高い水では、水素結合している別水分子の水素と酸素の距離が広がり、同じ水分子の水素と酸素の距離が狭まります。
逆に水の温度が低いと、水素結合している別水分子の水素と酸素の距離が狭まり、同じ水分子の水素と酸素の距離が広がります。
水の温度が低下すると、共有結合が弱まり水素結合が強まります。
このとき共有結合時に蓄えられていたエネルギーは放出されますが、その際の温度低下による冷却力によって、冷水よりも温水の方がより早く凍るといいます。
このエネルギーがムペンバ効果のエネルギーに等しい?

共有結合
水の分子は、大きな酸素原子1つに小さな水素原子2つが結合「共有結合」しています。
温度が上昇に伴って共有結合の距離が縮まりエネルギーを蓄える。
温度が下がると、共有結合間の距離は広がり、蓄えていたエネルギーが放出され冷却される。

過冷却
水はゆっくり静かに冷やされると過冷却(液体のまま)の事がありますが、衝撃を与えると瞬間的に凍ります。

4℃が一番密度が高い 液体分子と結晶分子の割合、氷の結晶構造の隙間の影響。
固体である氷は液体の水に浮く、これは多くの他の分子とは異なる水の特性。

水はマイクロ波を吸収しやすい
強力な磁石を近づけると水が反発して逃れる反磁性の性質を示す。



    寒剤     ▲Top

水に塩を加えると凍りにくく成り、凍る共晶点(-21.3℃)
は知られている。

寒剤
融解熱や溶解熱が奪われることによって冷却が起こる。
氷と塩の場合、氷の一部が融解して融解熱を奪い、その解けた水に塩が溶解して溶解熱を奪うため共晶点近くまで温度が下がる。
氷の融解熱は、0℃の氷1kgを加熱して0℃の水に必要な80kcal/kgで、水を0℃から80℃まで温めることができる熱量である。
溶解熱 塩化ナトリウムを水溶かしたときに発生する溶解熱 -3.88 kJ/mol

氷に塩の混合物である寒剤は、右の図のように共晶点まで温度を下げないと、氷の状態を保てないので融解熱を奪い解けるために温度が下がる。

缶ジュースを2分で冷やす
ボールに製氷皿一杯ほどの氷と缶が沈むていどの水と塩スプーン4杯程度入れてかき混ぜた中に缶ジュースを入れて冷やす。

浸透圧作用が融解を促進?
水が凍ると体積が増える事から解るように、氷は隙間のある結晶構造で水分子はその中を通過できる。
塩水を濃縮する手段として冷凍法がありますが、塩分は氷の結晶の外に出され、氷の中には入れません。
このため寒剤での氷表面で塩を薄める一方向への強い浸透圧作用が働く。
氷は圧力により界面が融解する性質があり、浸透圧が融解を促進して冷える?
氷結晶内部の水は過冷却状態の水である。


融雪剤
路面の凍結防止には塩より凍りにくい塩化カルシウム -54.9℃が使われる。

脱水吸湿作用のある濃硫酸と氷では-37℃まで理論的には下がるそうだ。
ドライアイスにエタノールを加えると理論上-79℃。




    表面張力               ▲Top

表面張力
原子や分子の相互間は、互いに強い力で結ばれた引力がある。
右の図のように表面の余った状態の引力が、表面張力を決定している。物体の結合力
焼結金属などの結合力の強さは、この表面張力の結合にある。
一般には、水滴や水銀が丸く成る事で知られている。
液体 表面張力  単位 mN/m
エタノール 22.55   水 72.75   水銀 476.00
表面張力や引力が働らいて小さくなろうとする圧力が高温高圧のマグマを形成し地球など星が丸くなっている。
地球の中心の核には約400万気圧の圧力が加わっていると推測され、この圧力と重量が重い放射性物質が、地球の中心部で放射線を出して崩壊する時のエネルギーがマグマの温度を維持しているとされている。

ブラックホール
核の部分は自らの重力よってつぶれて密度が1立方センチあたり100万t以上もある天体で、質量が太陽の8倍以上もあるブラックホールは重力や光さえも飲み込んでしまうと考えられています。

圧壊作用
爆発と反対の圧力で爆縮して破壊することを圧壊といい、泡が消滅する瞬間、断熱圧縮のため、数千度、数千気圧の領域を形成するといわれます。
この泡が持つ電荷が消滅する瞬間、電荷の濃縮現象がフリーラジカルを発生。
フリーラジカル 不対電子を持ち、非常に不安定な物質、他から電子を奪い取る力が 高まっている原子や分子。
イオンよりも活性度が高く、分子を引き離したりして他の分子と安定化しようとするため、極めて活性が強い。

ブラウンガス (水が燃料)

オゾン ナノバブル




 ナノバブル  オゾン水         ▲Top

  ナノバブル
ナノバブルは、産総研とREO(レオ)研究所が生成に成功した、直径が1mmの5000分の1程の(200ナノメートル)の目には見えない小さな泡です。
マイクロバブルの圧壊の過程で、多少の電解質イオンが含まれたときに圧壊後の水中に極めて微小な気泡(ナノバブル)が数ヶ月に渡って安定して存在していることを発見した。圧壊作用
(直径が50μm以下マイクロナノバブル300nm〜3μm、ナノバブル300nm以下マイクロバブル)マイクロバブルを圧壊するためには、水中放電によって発生させた衝撃波を使うことも可能ですが、産総研の高橋さんらは、小さな穴が開いた板に、特殊な方法でマイクロバブルを流すという、効率的で低コストの方法を開発しました。

 酸素ナノバブル
数年前、1%程度の塩分濃度の酸素ナノバブル水は、淡水魚と海水魚を同時に飼う事が出来る水として人々を驚かせた。
この生理活性効果は、魚介類の養殖や畜産に利用できる可能性があります。
これ以外にも山本 俊政氏が発明した「好適環境水」も淡水魚と海水魚を同時に飼う事が出来る。
真水10リットルに対して、魔法の粉を10g入れる。
河川と海の交わる1%程度の塩分濃度では淡水魚も海水魚も生きられる。水10リットルに対してNaCl   85g、CaCl2・2H2O   4.4g、KCl   2.2g?


オゾンで作ったナノバブル水は、きわめて強い殺菌・消毒効果を持っています。
オゾンは分解しやすいため、通常のオゾン水は1時間程度で効果をなくしてしまいますが、オゾンナノバブル水は数カ月も効果が持続します。
その殺菌効果は、医療や食品工業をはじめとするさまざまな分野で利用できる。
 オゾンには塩素系殺菌剤の10倍近い殺菌能力があります。しかも、トリハロメタンのような有害な二次生成物を作る危険性も少ないのが特長です。
また、オゾンは分解して酸素に変わるものですから、安全性に優れています。
 さらに、オゾンはウィルスやバクテリアを遺伝子レベルで破壊するため、抗生物質のように耐性菌を発生させる危険性がありません。
 現在、防腐剤のかわりに酸素ナノバブル水を使用したカマボコが開発されています。
防腐剤がまったく使われていないため、安全なだけでなく、よりおいしくなっています。
 オゾンナノバブル水を使えば、農薬のいらない農業、抗生物質などに頼らない養殖、畜産も可能となります。私たちの食の安全は飛躍的に向上するはずです。(産総研 ナノバブル)


マイクロバブルと呼ばれる直径が50μm以下の微細気泡は、水中で縮小していき消滅してしまう。
一方、極めて微小な気泡(ナノバブル)は数ヶ月に渡って安定して存在している事がわかり、工学的利用が検討され始めている。
近年日本で極微細な気泡を作り出す技術がいくつも確立された。
加圧減圧法は、高圧下で気体を大量に溶解させ、減圧により再気泡化する手法である。
自己加圧効果
水中の気泡は表面を小さくするように作用し縮小していくことが大きな特徴である。
これは表面張力と内部の気体が周囲に溶解するためであるが、気泡径が小さいほど内部の圧力は高いため、個々のマイクロバブルは時間経過とともに内部の気体の圧力をどんどん高めていく。原理的には、消滅の瞬間における気泡内部の圧力は無限大となる。

水中のコロイド粒子が帯電していることはよく知られているが、気泡も電荷を帯びている。
このため、電荷を持つ気泡の静電気的反発力が気泡同士を合体させ大きな気泡にしないし、電場の影響を受ける電荷を持つ微細気泡は、大きな気泡のように浮力のみの作用でまっすぐ上方に移動しない。

水中に超音波を照射すると、その音圧の減圧時に発生した気泡が次の高い圧力波の下で急激に縮小される。気泡内の圧力は、自己加圧効果により気泡径に反比例して増加するため、急激な縮小は圧力の急上昇をする。その速度が十分に速いと、断熱圧縮的な作用により気泡内の温度も急激に高くなる。その結果、消滅時には数千度で数千気圧の領域を形成する。
この様な超高温度やフリーラジカルを利用することで水溶液中の様々な化学物質を分解することが可能であるため、廃水処理などの実用化が研究されたが、効率をあげる課題が残されている。




       圧壊作用 ▲Top

圧壊作用
爆発と反対に、圧力で爆縮して破壊することを圧壊といいます。
マイクロバブルの圧壊作用
マイクロバブルは同じ電荷を帯びており、マイクロバブル同士は反発しあい、このため気泡が結合することなく、非常に高密度な気泡を作ることができます。
マイクロバブルは自身の自己加圧作用により、気体分子が溶解収縮していき、最終的には消滅します。
泡が消滅する瞬間、断熱圧縮のため、数千度、数千気圧の領域を形成するといわれます
この泡が消滅する瞬間、泡が持つ電荷が放され電荷の濃縮現象がフリーラジカルを発生。(不対電子を持つ分子や原子であり、非常に不安定な物質であり、他の分子と安定化しようとするため、極めて活性が強い)
洗濯機でも、この泡の消滅の理解が大切。
日本テクノの、振動流動攪拌機で洗剤を撹拌しても泡は立ちません。

断熱圧縮による高温
理科の実験で、断熱圧縮による発火実験をされた方もお見えでしょうが、シリンダーに空気と一緒に綿を入れておいて、急激に圧力を加えると燃えます、ディゼルエンジンの点火にも使われています。
このように外から熱の供給が無い状態でも、気体の断熱圧縮で高温が発生します。

自己加圧作用
泡の境界面には、表面を小さくしようと働く表面張力があります。その効果は気泡の大きさに反比例して強く成ることが知られています。表面張力
これにより泡は小さく成ればなるほど自己加圧作用が働き急速に圧壊します。



        自己加圧効果                                               ▲Top

自己加圧効果
泡の境界面には、表面を小さくしようと働く表面張力があります。
自己加圧作用は気泡の大きさに反比例して強く成ることが知られています。
この自己加圧作用により泡は、小さく成ると急速に圧壊します。

マイクロバブルの自己加圧効果
マイクロバブルは同じ電荷を帯びており、マイクロバブル同士は反発しあい、このため気泡が結合することなく、非常に高密度な気泡を作ることができます。
マイクロバブルは自身の表面張力により、気体分子が溶解収縮していき、最終的には消滅します。
この時のマイクロバブルが持つ電荷が放され電荷の濃縮現象がフリーラジカルを発生。(フリーラジカル 不対電子を持つ分子や原子であり、非常に不安定な物質であり、他の分子と安定化しようとするため、極めて活性が強い)




   化学反応速度と温度             ▲Top

化学反応速度と温度
一般の化学反応の場合には、温度が10℃上昇すると化学反応速度は2倍になる。
寒冷地でのデジカメの電池は、体温で暖め冷えすぎないようにしないと働きが悪いのも、化学反応がにぶくなるためです。。

植物の生育速度と温度との関係は、「有効温度と生育速度は比例関係にある。




      水素脆化(すいそぜいか) ▲Top

水素脆化(すいそぜいか)は、鋼材中に水素が吸収され鋼材の強度が低下する現象のことである。
水素原子は、すべての原子の中で最も小さいので、水素は金属の格子内に容易に侵入し、材料の強度を劣化させる。
高圧タンクにおいて水素を高圧にすればするほど水素脆化も激しくなる。
一般には、腐食、溶接、酸洗浄、電気メッキなどが起因して水素脆化が起こるといわれる。

高張力鋼ボルト
水素脆性破壊は、結晶粒界、引張り応力の掛かる箇所、応力の集中する部分で起こりやすい。
引張強さ1300N/mm2以上の強力鋼には水素が原因で水素脆化、腐食性環境下では腐食性遅れ破壊が起こりやすい。

遅れ破壊とは、本来耐えうるはずの荷重にもかかわらず、突然破壊する現象です。

バネ
超強力鋼のバネ等のメッキはメッキに起因した水素脆性破壊が多いので、塗装の方がベストです。




    分子の細分化による活性化  ▲Top

磁力・赤外線・放射線でクラスタ(かたまり)を細分化して活性化と言う事を耳にする。

図のように、雪の結晶のクラスタは6H2Oの6個の水分子。
雪は光の反射では白く見えますが無色透明。
雪の結晶が落下中に成長した水っぽいボタ雪とサラサラの粉雪。ボタ雪は粉雪よりクラスタが大きい。
例えば、強力な磁場で燃料パイプを通過する燃料のクラスタを細分化して活性を高め燃焼効率を上げたとかで特許を取得しているものもある。
細胞蘇生凍結保存システム(CAS)でも磁場環境の中で過冷却を作り出している。

よどんで動かない水は、地磁気の影響などで水分子の集合(クラスタ)が大きく成り活性が弱い? (消磁コイルなどで磁気抜きをする)
強力な磁場で水道水のクラスタを細分化するなどもある。
クラスタが小さい程、良い水と言っている。
クラスタが小さい水は、細胞のすみずみまでいきわたり、また物を溶かし込む能力が高いので、体内の老廃物を良く排泄する。
良い水を判別するには、お米の吸水速度
ウイスキーなどを一滴入れ、分散の速度
お茶が良く抽出できるなどで溶かす力浸透する速さなどを比較すると良いと言っている。

水道水のカルキは、煮沸するよりミキサーで粉砕した方が、カルキは良くとぶと言われるから、超音波振動子などを使えばカルキ抜き装置が出来るかも?




    ブラウン運動               ▲Top

空気中や水中のブラウン運動 は、その性質としては、温度が高いほど、微粒子が小さいほど活発に運動する。
時間が経っても、弱まったり止まることはない。
光・磁場・電場をかけても、ブラウン運動は影響を受けない。
 
                      月居 一誠 [Kazumasa Tsukiori]
ふたつのブラウン粒子が粒子の直径ほどの距離にまで接近しても,それらは 互いに全く独立なブラウン運動をする.この性質は,ブラウン粒子が水の局所的な流れにつられて動くのではないことの証拠になっており,対流や蒸発,局所的な温度差など が運動の原因ではないことを示している.
微粒子が小さいほど運動は活発である.
ブラウン運動は,微粒子の濃度とか組成とかによって振る舞いが変わることは ない.
微粒子を浮かべる流体の種類がどのようなものであっても,ブラウン運動は見ら れる.ただし,流体の粘性が小さいほどブラウン運動は活発になる.
温度が高いほど分子が微粒子に衝突する速さの平均が増すので,ブラウン運動は より激しくなる.(温度が上昇すると,流体の粘性率が著しく減少することによる二次的な効果もある.)ブラウン運動は時間が経っても,弱まったり止まってしまったりすることは ない.
微粒子が1個だけしかない場合でも,その1個の微粒子はブラウン運動をして いる.(これは,ブラウン運動が微粒子どうしの衝突によるものではないことを示して いる.)
強い光を当てても,磁場をかけても,プラスとマイナスの電極を水に差し込ん でも,ブラウン運動は影響を受けない.(この事実は,ブラウン粒子が外からの原因に よるものとする説や,ブラウン粒子が,本来電気を帯びたものであるという説を否定している.)





 磁力

    永久磁石の原理                   ▲Top
 
   永久磁石の原理
すべての磁石は電磁石 で永久磁石といえども電気がかかわっている。
原子の構成粒子の電子は、原子核の周りを回っています。
普通の電子は左回りスピン電子と右回りスピン電子が対を作って軌道を回ってお互いを打ち消し合っています。
永久磁石は、スピンを打ち消す相手がいない「不対電子」と呼ばれる構成です。
打ち消す相手がいない不対電子が同じ向きに回転し続けます。電子の流れは電流です、電流が流れる所には、磁界が発生します。これが永久磁石になる原理です。

では、永久に電子が原子核の周りを回り続けるエネルギーは何なのか?
光や電波が、光速度で伝播出来るエネルギーは?
水滴や星が丸くなる表面張力や引力は?
などは、まだ解明されていないのか、誰にでも解かる明快な解説はありません。
とどのつまりは、原子や分子間に働く結合エネルギーに他ならない?
たかが水でも凍結の結合エネルギーで、頑丈な鉄管を破裂させる。
凍結で鉄管を破裂させるエネルギーと凍結に必要な温度エネルギーはイコールなのか?
化学反応 (燃焼) の約1億倍ものエネルギーを出す核分裂反応も結合エネルギー

分子磁石
磁石は、分子磁石の集合したもので、分子磁石の方向が乱れ打ち消しあった場合は磁力は有りませんが、分子磁石の方向が揃った時磁力が現れます。
フェライト磁石に見られるように、分子磁石の方向を揃えるために粉末状の磁石に強力な磁場をかけ、方向を揃え固めるなどしますが、永久磁石も高温にさらされたりすると結合がゆるみ分子磁石の方向が乱され打ち消しあい磁力が弱くなります。

                        ヒステリシス曲線
磁化し易い物質、強磁性体は磁気のない状態( O)から、磁場を加えて磁化して飽和磁束密度(C)が高いほど強力な磁石です。
保磁力(E)が高い物質(硬磁性材料)は永久磁石に、低い保磁力の物質(軟磁性材料)は電磁石やトランスのコアに使用される。
ヒステリシス損はヒステリシス曲線の面積に比例し、面積が少ないほどヒステリシス損は少ない
電磁石やトランスの渦電流の大きさは板厚の2乗に比例することから、珪素鋼板などの両面に絶縁加工を施し薄い材料を重ねて使われたが、フェライトなど磁性体の間を絶縁して磁束は通すが電流は通さないものが使われます。


IH調理器

電子レンジは、分子と分子の摩擦による誘電加熱ですが、IH調理器の場合は、分子磁石と分子磁石の摩擦によるヒステリシス損の加熱と渦電流損による加熱です。
最近では、アルミ鍋なども使えるように周波数を高くして渦電流損の加熱の比率が高まっています。

渦電流損を少なくする材料には、透磁率が高く渦電流が流れにくい、粉末磁性体を絶縁して固めたフェライトコアなどがある。

NTT、光の伝播速度を5万分の1以下にすることに成功
(日経新聞、 NTT持ち株プレスリリース)。
NTTが、フォトニック結晶と呼ばれる光の人工結晶を用いた微小共振器構造により、世界で初めて光を波長サイズの微小体積に1ナノ秒以上蓄積し、光の伝播速度を空気中の5万分の1以下に減速することに成功したとのこと。
今回の実験は、シリコン基板上に直径200ナノメートル程の穴を三角格子状に配列したフォトニック結晶を用い、光がこの結晶で反射を繰り返し、通常より1.45ナノ秒遅く出てきたらしい。これは光を秒速5.8kmまで減速したことを示す。




    永久磁石は磁力を発生する永久機関 ▲Top

原子核を回る電子のエネルギーや地球の自転や公転のエネルギー、電荷や磁力の吸引反発を説明出来ない人に、「永久機関は成り立たない」と言う資格はない。
原子という基礎の永遠に続く核のスピン回転、ここに永久磁石の原点があります。
これは、一瞬のエネルギーではなく、持続するエネルギーである事に注目しなければ成らない。

永久磁石と言うものが有れば、それはすでに永久磁石そのものが永久に磁気エネルギーを発生する永久機関である。
これが電力を発生する永久電池なら、素晴らしいですね。

ちなみに、永久機関とは外部からエネルギーを貰わずに、 仕事をする機関の事と定義されています。
外部から電流などのエネルギーの供給を受けることなく磁気エネルギーを放出し続ける永久磁石は永久機関である。

電磁石では電気エネルギーを消費するのに対して、永久磁石は電気エネルギーを必要としない。
以前は電気カミソリ程度のモーターには、永久磁石が使われていましたが、
最近ではエアコンのモーターにも永久磁石が使われ省エネに成っているのには驚きです。
モーターは固定子と回転子が有り双方で電気を消費していましたが、片側を永久磁石に置き換えることで省エネに成ります。
これは省エネに成った分だけ永久機関にあやかった事に成りませんか?

エネルギー保存則が成り立たないものもあると私は思っている。
例えば、塩の結晶の結合力、これに水が作用すれば結合力は弱くなってしまう。
物体を構成する分子,あるいは原子の間に働く引力の表面張力や物体の結合力に働くエネルギーも永久であろう。

1個の ウラニウム 235 が 核分裂 すると 約 200 MeV 以上の エネルギーが出て、燃焼 (化学反応) の約 100 万倍 から1億倍ものエネルギーだといわれます。
これも与えたエネルギーよりも大きな出力エネルギーを得られエネルギー保存則は成り立たないでしょう。
アインシュタインの光より早いものは無い、E= mc2
「質量=エネルギー」などと言うまやかしの相対性理論を覆す、ニュートリノのスピードが光速を超えるという測定結果が出ました。

放射能 (放射線を出す能力)
半減期(はんげんき)は、放射性物質が、放射線を出す能力が半分に崩壊するまでにかかる時間のことです。
例えば、プルトニウム239 の半減期は2.4万年 と言われます。
なぜ、2.4万年も放射線を出し続けられるか?
放射性元素で長きにわたり文字盤の蛍光材を励起している腕時計も販売されている。

細胞が生きている「凍結」技術 
磁場を利用した、CASフリージング
CAS開発は株式会社アピーが特許を取得しています。
http://www.abi-net.co.jp/pro_cas.html

原子力電池  も放射線をエネルギーとした電池ですので、放射線が出ている間は働き続けます。
ブラウン運動



    ガウスの加速器 ▲Top

ガウスの加速器
転がした入射球は磁力に吸引され勢いよく衝突し、そのエネルギーを貰って弾き飛ばされる射出球は加速される事から「ガウスの加速器」と呼びます。



はネオジム磁石球 は鉄球)

   →
鉄球をネオジム磁石にゆるく転がすと強い磁力により勢いよく に衝突します。
そのエネルギー貰って一番右側の鉄球が勢いよく弾き飛ばされます。

   ●●  
のように、二段・三段に増やしていくとより加速される場合も有ります。
これは明らかに、転がりだした入射球より、はじき飛ばされた射出球のエネルギーが高い。
射出球のエネルギーが高いのに永久機関が出来ないか?
射出球は回転せずに滑って摩擦、空気抵抗、音を出すエネルギーなどの抵抗でエネルギーを奪われるためか?
外部からエネルギーを貰わずに、 仕事をする永久磁石のエネルギーは、引力やクーロン力などの結合エネルギーのひとつである。
右は、ガウスの加速器を利用したニュートンの揺りかご。


強い磁石と弱い磁石をくっけた時、●+●●に成るとお考えの方が多いですが、弱い側の磁力は弱いままで強く成りません。



       磁石に吸い付く磁性流体 ▲Top

磁性流体のクラッチ
磁性流体(磁石に吸い付く液体)とは、強磁性微粒子と油などの溶媒と分離しないように界面活性剤で処理されています。
入・出力クラッチ板を、磁性流体の中に浸す。
入力回転円板と出力回転円板の間に磁場を可変する事で、磁性微粒子の磁力結合密度の変化を利用してトルクの伝達を行う。
磁性流体
磁性流体はモータなどの回転軸や宇宙機器のシール材としても使われます。
変わった所では、磁性流体とシリコンゴム等で皮下に埋め込む人工肛門です。
無接触のクラッチ
磁力を利用したクラッチ  (無接触で機械的な摩耗がない)
2つの永久磁石のギャップををペダル等で可変すれば、クラッチとしてトルク伝達がおこなえます。
又は片側を電磁石にして、電流で制御する。

永久磁石プラス電磁石
電磁石応用製品においても、永久磁石にコイルを巻いた場合、永久磁石プラス
電磁石の磁力としたり、逆方向に電流を流して、磁力を打ち消す事も出きる。
打ち消し電流をペダルの踏みしろで加減すればクラッチにも使えそうである。

マグネット ブレーキ
自転車こぎ健康器具のブレーキ負荷装置は、ホイールと永久磁石のギャップを変えている。
たいていの人が、僅かこれだけの永久磁石で、こんなブレーキ負荷が得られるのと感心されます。
マグネットブレーキは、釣りのリールの糸ふけ防止のブレーキにも使われます。
一定のブレーキではなく、回転速度に比例したブレーキがかかります。
ホイールの磁化のしやすさは透磁率というものが関わっていていて、空気の透磁率は1に対して、鉄の透磁率は5,000です。
ホイールに当たる磁力線(磁束)の本数が多ければ多いほど大きい渦電流が発生します。
この渦電流が発生する際にホイールの回転方向とは逆方向に抵抗が発生してブレーキがかかるという仕組みです。
渦電流はホイールの回転速度が上がるにつれ強くなり、それに比例して抵抗も大きくなります。




    プラスチック磁石 ▲Top
  
     プラスチック磁石
金属磁石の粉をプラスチックとかに混ぜ込んだものではなく、炭素と水素からなる有機ポリマーで出来ているプラスチック磁石は、金属磁石ほど強くないが、さまざまな電子的特性を持っていると言われる。
金属磁石より安価で軽いという性質を持っている。
金属から薄い膜状の磁石を作り出すのは難しいしが、プラスチックなら、どんな形にもできる。

弱点は、容積に対する磁力が、金属磁石より弱い。
たとえば、鉄は1個の原子あたり2つの不対電子を持つが、プラスチック磁石の不対電子の数は現段階では1/5程度と少ない。
金属磁石よりも、温度が高くなると分子磁石の並びが乱されて磁力が弱まるという、弱点を持っている。
普通の分子内では同じ軌道を回って対を作っている2個の電子は、互いに逆のスピンでお互いを打ち消し合っていますが、 スピンを打ち消す相手がいない電子は、不対電子とよばれます。

磁石に付くアルミ合金
アルミ粉体にフェライト粉末を重量比で3割混ぜ、焼結プラズマ法で焼き固める。軽量で加工しやすいアルミの特性も損なっていない。
強磁性を持たせることも可能と言う。




        電波の伝播は、圧力波動か?                               ▲Top 

音波は空気の振動圧力で大気圧の中を伝播して行く。
真空中を伝わるのは、光、電波、物、力、エネルギー、重力など。
真空中でも磁界と電界で伝わる、電磁波。
アンテナから送信された電波は真空中で有っても光の速度で伝播していく。
電磁波には、波長の長い方から電波・光・X線・ガンマ線などが有り、これらの電磁波は、いくつかの共通の原理があると考えられる。

直接波と間接波(大地反射波・電離層反射波)が干渉するため、電波の電界強度が変化する。

異なる金属の原子波動の共振や共鳴の振動数はそれぞれ異なる。
圧力波動説の「原子や分子の結合力に波動が作用して共振」というが、銅・アルミの結合が違う金属でも共振するアンテナ素子の長さが同じに矛盾を感じる。

音叉で有っても、音叉に適した材質が有るように、電波のアンテナの材質は、気体や液体の物は見受けられず、電気伝導が良く電気抵抗が少ない事が、Qの高い強い共振が得られ、良いアンテナ材料で有る。
この良いアンテナ材料で有るためには、原子や分子で構成されている相互間の結合力などが関与していると考えられている。




物体の結合
物質は温度により、気体、液体、固体の三態があり、固体では頑固な結合に成っている。
たかが水でも凍結すると膨張して鉄製の水道管を破裂させる強力な結合力となる。
原子や分子の相互間の結合力には、次のような結合があるといわれている。
イオン結合 正、負イオン間の静電引力
共有結合  原子が電子密度を共有
金属結合  イオン結合と共有結合
分子間力  原子が近づくと電子の波が重なり分子間に引力を生じる
水素結合  水素原子の間に酸素をはさんだ水は水素結合
結合力は、分子間力<水素結合<共有結合の順に強い
核分裂反応は、化学反応 (燃焼) の約1億倍ものエネルギーを放出するが、これも結合エネルギーによるもの。



    ゲルマニュウムラジオと同調回路      ▲Top

ゲルマニュウム
ゲルマニウムダイオードはシリコンダイオードよりも 感度が良く微弱な電波でも検波できる特性があります。(ゲルマは0.1V程度、シリコンは0.7V程度)

皆さんは、電池の要らない鉱石ラジオをご存知ですか?
無線パーツ屋さんで、ゲルマニュウムダイオードとクリスタルイヤホン(マグネチックイヤホンは駄目)を手に入れて、一端をつないで、電波を拾っていそうなアルミ建材とか金属に接触させるとイヤホンからラジオらしい音声が聞こえます。
これを可変コイルや、可変コンデンサーで同調をとりラジオ局に選局できれば鉱石ラジオです。
同調回路
アンテナとアースに流れる電流は、コンデンサとコイルの共振周波数では、右の図のようにインピーダンス(抵抗)がピーク(最大)となり、電流はコンデンサとコイル側では無く、ダイオード・イヤホン側に流れます。
これにより、共振した周波数が選択されイヤホンを鳴らした事に成ります。

たかが鉱石ラジオでも、机上で電子工学を知っていたり、自動車の構造を知り尽くしていても、練習なくして運転となると出来ないと同じように、実際ににやってみることで得るものがある。

コンデンサ
交流は電流の向きが交互に切り替わり、極板間が充電・放電を繰り返すので電流が流れた事に成るだけで、コンデンサの絶縁物である誘電体に電流が流れるわけでは有りません。

ローパスフィルター
低周波分は通過する。

ハイパスフィルター
高周波分は通過する。



CやLの交流抵抗(インピーダンス)は周波数により変わります。
コンデンサのインピーダンス(Ω)目安
50Hz 1kHz 100k 1M 100M
10pF 318M 15.9M 159k 15.9k 159
0.1μF 31.8k 1.59k 15.9 1.59 15.9m
100μF 31.8 1.59 15.9m 1.59m 15.9μ
コイルのインピーダンス(Ω)目安
50Hz 1kHz 100k 1MHz 100M
1μH 314μ 6.28m 628m 6.28 628
100μH 31.4m 628m 62.8 628 62.8k
1mH 314m 6.28 628 6.28k 628k
1H 314 6.28k 628k 6.28M 628M





    「噴水魚洗」という共振鍋              ▲Top

中国で古く(960〜1279)から伝わる「噴水魚洗」
取っ手をこすると、不思議な音色とともに水しぶきが立ち上がる。
水しぶきは誰にでも難しくは無いが、1mも立ち上げるには熟練がいります。
原理は、ワイングラスの縁を指でこすると、摩擦の振動によって「ヒュー」という音を発っします。
摩擦による振動と水の共振現象が定常波となり水しぶきが立ち上がります。
これで手を濡らさないで洗顔する?

超音波加湿器の振動子も位置や角度など条件が最良でないと加湿量が出ません。




    超電導磁気エネルギー貯蔵(SMES) ▲Top

     超電導磁気エネルギー貯蔵(SMES)
SMESとは、超電導線の電気抵抗ゼロの特性を利用し強磁界コイルに電流を流し続けることでエネルギーを貯蔵する装置です。

超電導コイルは、液体窒素温度(77 K-196℃)や冷却可能な魔法瓶のなかに設置されます。
電気抵抗がゼロであり、銅線の数十倍から数千倍の電流が流せることから多くのエネルギーを貯めることが可能となります。
したがって、SMES装置には、強磁界が発生できる超電導コイルが必要になります。

       



 

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